植物園の中に、迎賓館的な建物があります。


この建物はもともと住友銀行初代支配人田辺貞吉が引退後に今の神戸に建てた邸宅を、武田薬品工業が譲り受けたものです。


阪神・淡路大震災で壊れてしまったものを、


1997年(平成9年)に迎賓館として再生されました。


外観も素敵です。





5月は中に入って見学もできました。







屋外で説明を聞いた植物の展示もあり。

薬箪笥の展示

薬を測るための天秤

ヤカンです。
ヤカンとは、薬を煮出すためのもので、漢字で書くと「薬缶」ということを知りました。

甘草の根


甘草の試食もできます。
名前の通り甘いです。

実際に商品に使われている例。
お菓子や味噌など。



画家の小磯良平のコーナーもあり。

小磯のデザインしたお皿。



武田薬報に植物の絵も書いてました。

小磯の絵は、販売促進とブランドイメージに貢献したそう。

建物そのものも素敵でした。





こんな建物に住めるなんて、昔の住友銀行の支配人ってよっぽどすごかったのでしょう。