温室は広くてとても沢山の植物があります。


アカキナノキ

アカキナノキはマラリアの特効薬になったという貴重な木です。


ハワイではおなじみのパパイヤの木
パパイヤの実もなっています。

こしょうの木

こしょうも薬なんだ。

製品としての「胡椒」も展示されてます。

杜仲茶でおなじみのトチュウ
これも(局)です。
杜仲茶、健康のために買ってますが、木を見るのは初めてです。


ここからは温室をでて、薬草園。

大建中湯

大建中湯というのが日本で一番売れている漢方の胃腸薬で、商品名だとツムラ100番。

薬草園では、
一つのエリアに薬の成分ごとに植えられています。

一つの植物でもいろいろな薬に入っているので、何度も登場する植物もあります。

小青竜湯


芍薬は花は薬に使いませんが、きれいに咲いているのでみてもらうために残してあるそう。
薬に使うのは根の部分です。
シャクヤクの根は花粉症に効果があるそう。
芍薬は小青竜湯の成分の一つです。

写真は取れませんでしたが、カラスビシャクは雑草としてよくみられるものですが、毒があります。


大黄甘草湯

大黄とは、ルバーブの種類ですが、これは食用ではないので食べられません。

茎が赤いので見た目はルバーブそのままです。

大黄は涼しいところでしか育たないので、京都は暑いので7月には枯れてしまうそうです。

イギリスの料理番組「ブリティッシュ・ベイクオフ」にはよくルバーブを使うレシピがでてくるのでイギリスみたいに涼しいところなら枯れないで育つのでしょう。

ブウリョウ(マツホド)


よく使われているのがマツホド
ただし松そのものではなく、松の根に寄生するキノコを使います。
菌核

抑肝散

アルツハイマー病のイライラを抑える薬につかわれます。

カギカヅラ

カギ(鍵)の名前の通り、小さいトゲを引っ掛けて植物が成長していきます。


当帰芍薬散

材料になる薬草。

トウキ
とても小さいのは、鹿に食べられてしまったから。
野生の鹿が植物園に入ってきて食べてしまうそうです。

トウキの葉っぱの試食をしました。

セリ科で、葉は食べるとセロリみたいです。
血の巡りを良くする働きがあります。
ただし、薬に使う当帰(トウキ)は葉ではなく根を使います。