東京のキャンサーフォーラムは毎年夏に 2日ありますが、
大阪は10月に1日だけ。場所も茶屋町にあるMBSというテレビ局に決まってます。
東京のはほぼ毎年行ってますが、大阪は初めて行きました。
東京と比べて規模は小さいのです。
といっても、東京みたいに同じ時間にいっぱいあっても、出られるのは一つ。
午前は「がんゲノム医療」、午後は「乳がん治療を知る、学ぶ」のセミナーに参加してきました。
その感想や間のランチ、アフターのパフェまで、充実した一日の記録。
まずがんゲノム医療の感想。
本当に遺伝子を解析するって、ものすごく進歩してるってわかりました。
でも、まだまだ、これからという部分も多いです。
遺伝子の情報がわかっても、それに効くお薬がまだなかったり。
費用も安くなってきてはいるけどまだまだ高いです。
とにかくたくさん調べればいい、というものでもなく、いくつかを選んでパネルにして調べる、っていうのが来年には保険適応になるそうな。
ゲノム医療は、新しいようで、すでに行われているものでもあり、
例えば、乳がんで使われるハーセプチンというお薬、HER2遺伝の異常があるほかのがんにも使えるそうです。
大腸がんの一部に効くと。
そういう、他のがんに使われてるお薬が、乳がんにも使えるようにならないかな。
キャンサーフォーラムではセミナーだけでなく、展示もあって、患者会やメーカーの展示も見てきました。
乳がん関係だと、虹の会とか、
グンゼの肌着は東京にもあったけど、これは買おうと思います。
お昼休みは、近くのビルへ移動して、イタリアンのランチ
前菜からお野菜たっぷり、パンも一切れついてて、これだけでランチになりそうですが、
さらに、パスタとかリゾットが選べて、デザートとコーヒーはクーポンで無料でした。
大阪って、さすがに食の町です。
安くてボリュームたっぷり、そして美味しかったです。
外食ではどうしても野菜が不足するのですが、これはたっぷり。
デザートのパンナコッタは、ほうじ茶味でした。
午後の乳がんのセミナーは、
はじめにお医者さんの公演、そのあと、タレントで乳がんサバイバーとの座談会の形式。
ラジオのDJをされてる豊島 美雪さん、12年前から何度も手術して、リンパ節への転移もありと、
想像以上に大変そうでした。
でも、なんで最近までホルモン療法してなかったんだろう。
今年になってホルモン療法を始めて、 10カ月で7キロ太ったそうです。
ホルモンヌにとって、太るっていうのはほんと、共通の悩みです。
もう一人歌手の麻倉未稀さんは、手術後3週間でステージに復帰されてて、
がんになってもお仕事を継続しているという意味で、がんと就労と意味でも優等生だって、褒められてました。
でも、実際はがんになると仕事を失うことも多いです。
芸能人だと、病気を公表して、こういうガン関係のイベントに出る人もいますが、
麻倉さんは公表する前は、仕事を減ることを心配されたそうです。
それは杞憂で、実際は仕事は増えたそうです。
歌を続けているのは、再発を考えながら生きていくより、歌に打ち込むほうがいいと思ったからだそうで、前向きなところが共感されるのでしょう。
実際は痛みもあるし、簡単なことではないでしょうが。
クロージングセッションで、生歌を披露してくれて、これは大サービスでした。
ホルモン療法の副作用や、再建の話など、体験したから言えることのなかで、
再建って、年令じゃないんだな、と思ったのは、
たとえ高齢でも、水泳が趣味の人は、再建することで好きなことを続けられる、とのこと。
確かにそうだな、と思いました。いつもジムで水泳してる高齢の女性たくさん見かけるので。
再建してないと、体のバランスがとりにくくなったり、服が歪んできたりと、やっぱりいろいろ不自由なんだ。
セミナー後は、POLA化粧品がハンドトリートメントと、メイクレッスンをしてて、体験してきました。
プロに教えてもらうと、気がつかなかったメイクのポイントもわかって、15分ほどの短い時間でも十分、
やって良かったです。
血色を良くするのに、チークや口紅だけでなく、アイシャドウに紫あピンクを入れるといいって、参考になりました。
キャンサーフォーラムはここまでだったんですが、
梅田のほうへ歩いて帰るうちに、ちょっとお茶しようということになり、
秋のパフェを食べつつ、気がついたら2時間以上たってました。
一人だと、こういうパフェは食べきれないかな、と思うんですが、なぜかおしゃべりしながらだと、ぺろりいといけます。
キャンサーフォーラムでお勉強するだけでなく、美味しいご飯とスイーツをご一緒してくださった皆様、ありがとうございました。