がんサポート 2013年3月号より。
魅力的なタイトルです

化学療法中の脱毛は防げる!?
頭皮冷却法に期待
国立がん研究センター中央病院 木下貴之

イギリス人で乳がんの治療を受けた患者さんがほとんど髪が抜けてなかったそうで、
イギリスで一般的の行われている頭皮冷却装置(イギリス製)を2台輸入して
AC療法、またはTC療法の患者さんを対象に臨床試験

前にネットで見つけた時は11人って人数が少ない!と思いましたが、最終的に40人の結果を考察する予定でまだその半分です。

AC療法の11人についてかなり詳しく一人一人の、経過も出ています。
普通4回点滴をするんですが、そのたびに、脱毛のグレードが0から4の5段階でどれぐらいになったかみると、
一人は2回目の段階で既にグレード3(かつらが必要な程度の脱毛)
残りの10人はグレード0(まったく脱毛が見られない)5人か
グレード1(かつらが必要でない程度の微量の脱毛)4人

ただし、個の中で2人は途中で頭皮冷却をやめてます。
やめた理由は、冷えるから、と締め付けられるから。
最後まで続けた人でもグレード3(かつらが必要な程度の脱毛)4人
グレード1 3人
グレード2 2人でした。
だから9人中5人がグレード1か2で、67%に有効だったという結論

通常だとほとんどの人が完全脱毛になるのに、かなり残った、ということだそうです。
ただし、まったく脱毛なしのグレード0の人は0だし、
やっぱりある程度は抜けるんです。
でも抜ける程度がすくなければ安い部分ウィッグでもカバー可能だと。

でも、この方法は国立がん研究センターで治療をうけた患者さんしかできないそうです。

≪ くりの感想 ≫

効果があるんだったらもっとほかの病院にも広まってほしいです。
でも国立がん研究センターで使われてうのはイギリス製の機械で
ヨーロッパで10000人がつかっているというスウェーデン製のディグニキャップとは違うものみたい。
機会によっても成果が違うのかも知りたいところです。

どの段階で抜けるかの個人差がすごくあって、
早い段階からグレード3になる人もいれば、0,1,2,3と抜けて行く人も。
これはかけですね!
記事のタイトルに、!マークとともに、?もついてるところがなんとも。
脱毛は防げる! かもしれないし、防げる?なのかも


記事について詳しくは、
雑誌「がんサポート 2013年3月号
46ページから49ページ