孤城閉はハードランディングだと書いたばかりなのに昨日60話まで見て

ハードランディングどころか

タッチ&ゴーだと言うのが判明した。


58話あたりでめでたく入内後十数年オーバーで

床入りとなったのも束の間。

さあ二人の愛はこれからやなと思ったら甘い甘い。

踊り子出身の妼晗への寵愛は揺るがない。


毎晩のように妼晗の元へ通うのをやめられない。

なんでや…🥀

彼女から愛してると抱きつかれると説教もせず全て許してやる👩‍❤️‍💋‍👩


その頃流行るカルト宗教に惑わされた連中による

宮廷反乱の騒ぎを鎮めたのは決死の皇后。

皇后は危険回避の為に後宮に外出禁止令を出す。

妼晗はこれを無視して仁宗に会いに来て全員の目の前で泣いて抱きつく。

それを可愛い奴とヨシヨシしてやる仁宗。

ここらがね〜負けるわ

視聴者は苛つくムカつく (⁠╯⁠°⁠□⁠°⁠)⁠╯⁠︵⁠ ⁠┻⁠━⁠┻

くりこだけ❓


内外に尊敬を集めるのは皇后ただ一人。

仁宗の寵愛を受けているだけでは我慢ならない妼晗は

三人生まれた娘を次々と病で失った事で病み、

あらゆる恨みツラミを皇后に向け

皇后への嫌がらせに拍車をかける。

その報いか心病んでついに倒れる。

無理をおして宴に行き皇后へ最後の面当てをした後の帰り道、錯乱しつつ遂に帰らぬヒトとなる。


妼晗は自分は不幸だと決めつけ皇后を偽善者呼ばわりする猜疑心の塊のような嫌〜な女なんやけどその愚かさを仁宗は愛する。

カンペキ皇后≦ビリギャル愛妾

皇后の完璧さに仁宗は引けめを感じ嫉妬さえ芽生える

馬鹿だから愛するんだよなオトコは。


トドメは妼晗を死後、皇后の諡号を与えて宗廟に祀る。祀るというのは鎮魂の為。

自分の子供達が次々と亡くなったのも実母を皇宮で葬儀しなかった為に母が赦してくれていない、母に呪われている為だと考えていた仁宗らしい。


母親は子どもの幸せを祈っても、実子を呪うなんてある筈がないと誰か教えてやらなかったのかな。

妼晗も仁宗も基本的に似てるのから気が合ったのかな。

似た者夫婦。

愛妾を宗廟に祀るのは倫理的にどうなん?

仁宗も馬鹿ではないのでそうした自分の行いが儒教に照らして褒められたものではない事は分かっている。

後に

側近の大臣から厳しい嫌みと小言を聞く羽目になる。

愛妾の為に何の落ち度も無い正妻を侮辱したと。


仁宗のトラウマ…正妻ではない故に不幸だった実の母親に孝行を尽くせなかった。

彼はその後悔を妼晗に投影しているのではないか。

母の轍を踏ませぬ為に今自分が愛している女を幸せにする為なら少なからぬ犠牲でも払おうとする。


その結果、不幸にする人間の事までは考えが至らない愚かさよ。

正しい事をしたいと願ってもやはり愛や愛欲だけはコントロール不能らしい。


宋の國史では仁宗は仁を最も備えた人格者と評価されている。


けれど正妻から見た夫・仁宗は落第点だろう。

このドラマに描かれている皇后は聖女であり、国の為全てを投げ打って夫に尽くすけれどそんな人物いたのかな?┐⁠(⁠ ̄⁠ヘ⁠ ̄⁠)⁠┌


ドラマの最後はこ綺麗な終わり方になってるけど

愛憎劇として観た場合

あたしゃ仁宗はイヤな旦那No.ワンですわ

⬅王凱ワン・カイだけに(⁠ノ⁠◕⁠ヮ⁠◕⁠)⁠ノ⁠*⁠.⁠✧


まあ物語は北宋の歴史が縦軸となっていて当時の廷臣達の群像が興味深く描かれていてそれなりに面白く見れた。