[家族会議]
福寿院には令宣、十一娘、二嫁恰真が召集されていた。
「今日皆に集まって貰ったのは他でもない、鳳卿の今後について皆に相談したい。恰真、お前にも案を出して欲しいのだ」
「はい、義母上・・候爵、昨日鳳卿はどうしても母さんが欲しいと泣いていました。まだ泣いていますか?」
「いえ、今は落ち着いています」
「そうですか・・なら良かった」
「母上、鳳卿を誰に育てて貰ったら良いでしょうか?」
大夫人は一呼吸置いて二嫁に尋ねた。
「恰真、どう思う?」
「喬姨娘は若い。秦姨娘は丁寧。それぞれに良いところがあります。ただ子供を育てるのは責任重大なので元気が足りないと手抜かりがあるかも知れません。私見ですが、私は喬姨娘が妥当だと思います」
二兄嫁は自分の子供を流行り病で失っている。それを自分のせいだといつまでも自身を責めていた。その経験が言わせた言葉なのかも知れなかった。
「私もそう思う」大夫人が頷いて言った。
「喬姨娘は教養があって礼儀正しい。彼女に育てて貰ったら安心だ」
令宣はその言葉を表情を硬くして聞いていた「母上、喬姨娘は甘やかされて育っています。人の世話をした事もなく彼女に任せるのはあまり良くないと思います」
「じゃあ・・」肝心の令宣に真っ向から反対され大夫人は困惑顔になった。
十一娘はここで秦姨娘を推す事にした。秦姨娘に懇願されたせいだけではない。
大夫人が信じきっているその喬姨娘の裏の顔を知ってはとても傍観しては居られない。
「義母上、私は秦姨娘のほうがいいと思います。彼女はしっかりしているし人の世話にも慣れています。子供が悪戯しても彼女なら何とか出来ると思います」
「秦姨娘ならいい人選だ」令宣も頷きつつ賛成した。
意見の対立をみて大夫人は盛大にため息をついた「は~、子供を育てるのは大事だ。彼女の気立ても大事。この先親子関係が悪くなったら大変な事だ・・は~、ではこうしよう。二人が子供と付き合ってみて、どちらのほうが気が合うかで決めよう・・令宣これでどうだ?」
「いいでしょう。母上の仰る通りにしましょう」
福寿院には令宣、十一娘、二嫁恰真が召集されていた。
「今日皆に集まって貰ったのは他でもない、鳳卿の今後について皆に相談したい。恰真、お前にも案を出して欲しいのだ」
「はい、義母上・・候爵、昨日鳳卿はどうしても母さんが欲しいと泣いていました。まだ泣いていますか?」
「いえ、今は落ち着いています」
「そうですか・・なら良かった」
「母上、鳳卿を誰に育てて貰ったら良いでしょうか?」
大夫人は一呼吸置いて二嫁に尋ねた。
「恰真、どう思う?」
「喬姨娘は若い。秦姨娘は丁寧。それぞれに良いところがあります。ただ子供を育てるのは責任重大なので元気が足りないと手抜かりがあるかも知れません。私見ですが、私は喬姨娘が妥当だと思います」
二兄嫁は自分の子供を流行り病で失っている。それを自分のせいだといつまでも自身を責めていた。その経験が言わせた言葉なのかも知れなかった。
「私もそう思う」大夫人が頷いて言った。
「喬姨娘は教養があって礼儀正しい。彼女に育てて貰ったら安心だ」
令宣はその言葉を表情を硬くして聞いていた「母上、喬姨娘は甘やかされて育っています。人の世話をした事もなく彼女に任せるのはあまり良くないと思います」
「じゃあ・・」肝心の令宣に真っ向から反対され大夫人は困惑顔になった。
十一娘はここで秦姨娘を推す事にした。秦姨娘に懇願されたせいだけではない。
大夫人が信じきっているその喬姨娘の裏の顔を知ってはとても傍観しては居られない。
「義母上、私は秦姨娘のほうがいいと思います。彼女はしっかりしているし人の世話にも慣れています。子供が悪戯しても彼女なら何とか出来ると思います」
「秦姨娘ならいい人選だ」令宣も頷きつつ賛成した。
意見の対立をみて大夫人は盛大にため息をついた「は~、子供を育てるのは大事だ。彼女の気立ても大事。この先親子関係が悪くなったら大変な事だ・・は~、ではこうしよう。二人が子供と付き合ってみて、どちらのほうが気が合うかで決めよう・・令宣これでどうだ?」
「いいでしょう。母上の仰る通りにしましょう」
賑やかな通りに面した仙綾閣に端正な顔立ちの貴公子が供を連れて訪れた。
「林公子、いらっしゃいませ」簡先生が気がついて互いに挨拶を交わした。
「私は勝手に見ていますのでどうぞお構いなく・・あ、羅お嬢様はいらっしゃいますか?」
「彼女は今家の事が忙しく暫く来ておりません」
「そうですか、ところで羅お嬢様はどちらの家の方でしょうか?」
本人に聞くのは憚られたが、先日も侍女を連れて居たし、難民の救済もされていたならそこそこの家のお嬢様だろう。
「林公子、いらっしゃいませ」簡先生が気がついて互いに挨拶を交わした。
「私は勝手に見ていますのでどうぞお構いなく・・あ、羅お嬢様はいらっしゃいますか?」
「彼女は今家の事が忙しく暫く来ておりません」
「そうですか、ところで羅お嬢様はどちらの家の方でしょうか?」
本人に聞くのは憚られたが、先日も侍女を連れて居たし、難民の救済もされていたならそこそこの家のお嬢様だろう。
彼の脳裏には難民の女性達に刺繍を教えていた彼女の薔薇の蕾が開くかのような微笑みが焼き付いていた。
簡先生は彼女の素性を明かすのは良くないと直感していた。噂になれば十一娘の名誉に関わる。
「特には・・普通の家のお嬢様だと思います。詳しくは私も知りません」
「そうですか・・」
そこへ店員が主人を呼びに来たので話は途切れた。
林公子は辺りを見回して品を出している男の店員に近づくとその手に銀子を握らせた。
「お兄さん、頼みがある」
「林様、何なりとご用命下さい」
「羅お嬢様が来られたら私に知らせて欲しい」
「はい、承知しました!」
簡先生は彼女の素性を明かすのは良くないと直感していた。噂になれば十一娘の名誉に関わる。
「特には・・普通の家のお嬢様だと思います。詳しくは私も知りません」
「そうですか・・」
そこへ店員が主人を呼びに来たので話は途切れた。
林公子は辺りを見回して品を出している男の店員に近づくとその手に銀子を握らせた。
「お兄さん、頼みがある」
「林様、何なりとご用命下さい」
「羅お嬢様が来られたら私に知らせて欲しい」
「はい、承知しました!」
表の通りに出ると林公子は匂い袋など女物の装飾品を売る出店に目を留めた。
供の安泰が主を冷やかした「先程から女物ばかり・・もしかして羅お嬢様に贈るんですか?」
林公子はほお紅の容器を手に取りながら微笑んだ「よく分かったな。羅お嬢様は善良で爽やかな人だ、好きになってもおかしくはないだろう。どうすれば彼女に喜んで貰えるのか・・」
「やっと認めましたね?若様。そんな事やってる暇があるんなら、もっと手っ取り早く銀子をたんまり持って羅家に縁談を持ち掛けたらいいでしょうに!そしたらとうに結婚出来てますって!」
林公子は笑って取り合わなかった。
「お前に何が分かるんだ・・愛し合うと言う美しさはな銀子では買えないんだ。お前の言う通りにしてたらもう逃げられてるだろうな」
供の安泰が主を冷やかした「先程から女物ばかり・・もしかして羅お嬢様に贈るんですか?」
林公子はほお紅の容器を手に取りながら微笑んだ「よく分かったな。羅お嬢様は善良で爽やかな人だ、好きになってもおかしくはないだろう。どうすれば彼女に喜んで貰えるのか・・」
「やっと認めましたね?若様。そんな事やってる暇があるんなら、もっと手っ取り早く銀子をたんまり持って羅家に縁談を持ち掛けたらいいでしょうに!そしたらとうに結婚出来てますって!」
林公子は笑って取り合わなかった。
「お前に何が分かるんだ・・愛し合うと言う美しさはな銀子では買えないんだ。お前の言う通りにしてたらもう逃げられてるだろうな」
安泰は若様を見て笑った。
「仰る通りです」
「仰る通りです」
[徐令宣]
同じ時、同じ大通りを、令宣は臨波と歩いていた。
臨波は落胤騒動の渦中にある十一娘の落ち着きぶりが気になっていた。
夫を愛していれば落胤が現れれば気も狂わんばかりに嫉妬し修羅場になるのが世間一般の夫婦というものだ。
同じ時、同じ大通りを、令宣は臨波と歩いていた。
臨波は落胤騒動の渦中にある十一娘の落ち着きぶりが気になっていた。
夫を愛していれば落胤が現れれば気も狂わんばかりに嫉妬し修羅場になるのが世間一般の夫婦というものだ。
なのに若奥様は波風立てず鳳卿の世話まで平然とこなしてらっしゃる。逆に令宣の事が心配になった。
「候殿、奥様が早々と落胤を認めてしまったのにはがっかりされたでしょうが、
鳳卿のお世話には満足されているんでしょう?奥様はなかなかの方ですね」
「十一娘は鳳卿が私の子ではないとすぐに分かった」
「え?それはどうして?」
「彼女は私を信じてくれている。言わなくても分かってくれる。彼女には私心がない。権力や欲望に惑わされない。元娘のように私を誤解したりしない。今まで彼女を誤解していた」
「候殿と奥様、気持ちが通じ合ってますね」
「今までは私が悪かったのだ・・彼女が何も言わなくても彼女の為に何でもしてやりたい・・彼女は何が好きだろう」
「奥様に贈り物がしたいなら、遠回しに言わないで聞けばいいでしょうに」
「劉御司のお嬢様は教養・・」
「候殿、待って・・わかりましたよ!もう・・、宝石!宝石なら間違いないでしょう」
「駄目だ。彼女はそんなのは好きじゃない。もっと考えろ」
「候殿、私を苦しめないで下さいよ~」
「候殿、奥様が早々と落胤を認めてしまったのにはがっかりされたでしょうが、
鳳卿のお世話には満足されているんでしょう?奥様はなかなかの方ですね」
「十一娘は鳳卿が私の子ではないとすぐに分かった」
「え?それはどうして?」
「彼女は私を信じてくれている。言わなくても分かってくれる。彼女には私心がない。権力や欲望に惑わされない。元娘のように私を誤解したりしない。今まで彼女を誤解していた」
「候殿と奥様、気持ちが通じ合ってますね」
「今までは私が悪かったのだ・・彼女が何も言わなくても彼女の為に何でもしてやりたい・・彼女は何が好きだろう」
「奥様に贈り物がしたいなら、遠回しに言わないで聞けばいいでしょうに」
「劉御司のお嬢様は教養・・」
「候殿、待って・・わかりましたよ!もう・・、宝石!宝石なら間違いないでしょう」
「駄目だ。彼女はそんなのは好きじゃない。もっと考えろ」
「候殿、私を苦しめないで下さいよ~」
珍しく喬姨娘が西跨院の門を潜ってきた。侍女繍櫞の腕には何やら細長い木箱が抱えられている。
琥珀が玄関で出迎えて言った「階段に気を付けて下さい」
「どうした?」
「階段のそちらの敷石が剥がれましたので奥様が修理をお命じになりました。雨が続いて石灰がまだ乾いていませんので申し上げました」
蓮房が上がろうとするのを琥珀が止めた「喬様、奥様はいらっしゃいません。半月畔で鳳卿と遊んでらっしゃいます」
「・・・」蓮坊はチラと階段を見ると気取った足取りで去っていった。
琥珀が玄関で出迎えて言った「階段に気を付けて下さい」
「どうした?」
「階段のそちらの敷石が剥がれましたので奥様が修理をお命じになりました。雨が続いて石灰がまだ乾いていませんので申し上げました」
蓮房が上がろうとするのを琥珀が止めた「喬様、奥様はいらっしゃいません。半月畔で鳳卿と遊んでらっしゃいます」
「・・・」蓮坊はチラと階段を見ると気取った足取りで去っていった。
半月畔では十一娘、ニ兄嫁と秦姨娘が揃って鳳卿を囲んでいた。秦姨娘が持ってきた木の球で遊ばせようとしたが鳳卿が興味を持たなかったので十一娘がこれは鳳卿の歳ではまだ早いでしょうと話していた。
そこへ喬姨娘が入って来てまた気取った挨拶をすると木箱から赤い木槍を取り出して鳳卿に奨めた。
そこへ喬姨娘が入って来てまた気取った挨拶をすると木箱から赤い木槍を取り出して鳳卿に奨めた。
木槍は先が尖っていかにも危なそうだと秦姨娘は眉を潜めた。
鳳卿は槍が気に入り仕切りにあちこち突いていた。
一番突かれていたのは蓮房だった。喬姨娘は苦笑いして「鳳卿は活発ですね」とおだてる。
ニ兄嫁は鳳卿の手をとり「これで人を傷付けては駄目よ」と諭していた。
すると蓮房はニ奥様から鳳卿を引き離し後ろから抱きしめた。「いいんです。私と仲良しだからです」
鳳卿は「えい!えい!」掛け声と共に槍を放り投げた。部屋の天井近くまで高く上がった槍はそのまま鳳卿の頭上へと落ちてきた。「危ない!」
木の槍は秦姨娘が鳳卿を庇うや否やすぐ側を掠めて落ちた。
「誰だ!こんな物を持って来たのは?」
「だ、旦那様」
入って来た令宣に叱られ蓮房は首をすくめた「・・私です、まさか怪我をさせる物とは知らなくて・・」
「持って帰れ」
一番突かれていたのは蓮房だった。喬姨娘は苦笑いして「鳳卿は活発ですね」とおだてる。
ニ兄嫁は鳳卿の手をとり「これで人を傷付けては駄目よ」と諭していた。
すると蓮房はニ奥様から鳳卿を引き離し後ろから抱きしめた。「いいんです。私と仲良しだからです」
鳳卿は「えい!えい!」掛け声と共に槍を放り投げた。部屋の天井近くまで高く上がった槍はそのまま鳳卿の頭上へと落ちてきた。「危ない!」
木の槍は秦姨娘が鳳卿を庇うや否やすぐ側を掠めて落ちた。
「誰だ!こんな物を持って来たのは?」
「だ、旦那様」
入って来た令宣に叱られ蓮房は首をすくめた「・・私です、まさか怪我をさせる物とは知らなくて・・」
「持って帰れ」
自室に戻った蓮房はいきなり木槍を投げ捨てた。
「何でこんな物を買って来たのよ!これで旦那様は私に鳳卿をくれないわよ!?」
繍櫞は済まなさそうに弁解した「行商人がしきりに奨めるものですから・、男の子が好きだと・・」
「行商人?何処の店よ」
「行商人ですよ、街を回る。丁度家の前を通ったので買いました」
「馬鹿じゃないの?罠に引っ掛かったわね!」
「罠?」
「そうよ、そんな偶然が有るわけない。きっとあの羅十一娘が私を気に入らないものだから仕掛けたのよ」
言うと鼻息荒く落ちた槍をまた遠くに投げ棄てた。
「何でこんな物を買って来たのよ!これで旦那様は私に鳳卿をくれないわよ!?」
繍櫞は済まなさそうに弁解した「行商人がしきりに奨めるものですから・、男の子が好きだと・・」
「行商人?何処の店よ」
「行商人ですよ、街を回る。丁度家の前を通ったので買いました」
「馬鹿じゃないの?罠に引っ掛かったわね!」
「罠?」
「そうよ、そんな偶然が有るわけない。きっとあの羅十一娘が私を気に入らないものだから仕掛けたのよ」
言うと鼻息荒く落ちた槍をまた遠くに投げ棄てた。
[とばりの降りた半月畔]
夜、令宣が半月畔に戻り鳳卿の様子を見ようと子供の寝室に入っていく。
寝台には遊び疲れた上に夕食でお腹がくちくなった鳳卿が安らかに眠っている。
来た時の痩せて不健康な様子は消えている。清潔な衣服に身を包んだ血色の良い徐家の子供となっていた。令宣は寝台の傍らに座って眠る十一娘を見て思わず微笑んだ。
彼女は左手で鳳卿の小さな手を包み、右手で頬杖をついてうたた寝をしていた。
そおっと足音を忍ばせて近づいて行く。そっと屈み込んで背後から包み込むと彼女の頭を赤子のように自分の胸に持たせかけた。
起こさないように気を付けながら彼女を横抱きにして立ち上がり、隣の自分の寝室へと運ぶ。
静かな振動が十一娘に令宣の胸の中に居ると気付かせた。
思いがけない出来事に一瞬驚いたが、令宣に気付かれるのは恥ずかしい。十一娘はすぐに瞳を閉じて眠っているふりを装った。
令宣は十一娘を自分の寝台に寝かせると彼女の足から優しく靴と足袋を脱がせた。彼は眠っている彼女を起こさないように細心の注意を払っていた。さらにそっと掛け絹を掛けてやり、そのまま暫く寝台の側を離れなかった。
十一娘は令宣に見守られながらいつしか本当の眠りへといざなわれていった。
夜、令宣が半月畔に戻り鳳卿の様子を見ようと子供の寝室に入っていく。
寝台には遊び疲れた上に夕食でお腹がくちくなった鳳卿が安らかに眠っている。
来た時の痩せて不健康な様子は消えている。清潔な衣服に身を包んだ血色の良い徐家の子供となっていた。令宣は寝台の傍らに座って眠る十一娘を見て思わず微笑んだ。
彼女は左手で鳳卿の小さな手を包み、右手で頬杖をついてうたた寝をしていた。
そおっと足音を忍ばせて近づいて行く。そっと屈み込んで背後から包み込むと彼女の頭を赤子のように自分の胸に持たせかけた。
起こさないように気を付けながら彼女を横抱きにして立ち上がり、隣の自分の寝室へと運ぶ。
静かな振動が十一娘に令宣の胸の中に居ると気付かせた。
思いがけない出来事に一瞬驚いたが、令宣に気付かれるのは恥ずかしい。十一娘はすぐに瞳を閉じて眠っているふりを装った。
令宣は十一娘を自分の寝台に寝かせると彼女の足から優しく靴と足袋を脱がせた。彼は眠っている彼女を起こさないように細心の注意を払っていた。さらにそっと掛け絹を掛けてやり、そのまま暫く寝台の側を離れなかった。
十一娘は令宣に見守られながらいつしか本当の眠りへといざなわれていった。
月の光を筆に付けて あなたを描く
琵琶の音律を借りて あなたを歌う
盛装が輝き あなたの顔を照らし
ここに辿り着き あなたが永遠に寄り添う
恋心を燈し あなたを守り
あなたの囁きに 愛が溢れている
四季を遍歴し 風月を愛でる
あなたが最も美しい景色
あなたと一緒に 蝉時雨を楽しみ
隔たりは雲と散り あなたの唇を求める
疑いは霧と消え 運命と寄り添う
日の出を迎え 新たな風を待つ
三月の風 七月の青空
星を数え 春景色を楽しみ
秋景色を描き 絶景を見尽くす
遠く離れても 心は通じ合う
白髪となっても 永遠に共に居る
琵琶の音律を借りて あなたを歌う
盛装が輝き あなたの顔を照らし
ここに辿り着き あなたが永遠に寄り添う
恋心を燈し あなたを守り
あなたの囁きに 愛が溢れている
四季を遍歴し 風月を愛でる
あなたが最も美しい景色
あなたと一緒に 蝉時雨を楽しみ
隔たりは雲と散り あなたの唇を求める
疑いは霧と消え 運命と寄り添う
日の出を迎え 新たな風を待つ
三月の風 七月の青空
星を数え 春景色を楽しみ
秋景色を描き 絶景を見尽くす
遠く離れても 心は通じ合う
白髪となっても 永遠に共に居る
