なるべくネタバレしないようにはしてますが、
まだ観ていない方は、以下注意⚠️してください。
隣の席の人、ボロボロ泣いてました。
まさか室井さんで、こんなに泣かされるとは…
まさにキャッチコピーの
「あなたはまだ室井慎次の全てを知らない」
そんな映画でした。
物語は、踊る大捜査線THEFINALから11年後
警察を辞めて故郷の秋田で里親をやっているところから始まるわけなんですが、しょっぱなから、室井さんらしくない台詞が出てきて。
事件(踊る大捜査線を見た方なら、おっ!ってなる)は起こりますが、あくまでメインは室井さんとその家族。
日常生活がほとんど描かれてこなかった室井さんでしたが、本作では、ほぼ日常生活を描いているので、非常新鮮。
踊る大捜査線の続編?
これに関しては、うーんって感じですね。
室井慎次/柳葉敏郎のための映画。
柳葉敏郎さんが室井慎次から解放されるための映画。そんな印象です。
今思えば、敗れざる者→生き続ける者とグラデーションのように室井慎次が柳葉敏郎に変化していったなと思いました。
ただ、踊る大捜査線のキャラクター達のその後は、ちょこちょこ言及されてましたね。
中でも、驚いたのは、あの二人…
本作の室井慎次は事件を追いません。
事件には協力してるけど、それよりも「人」を大事にしている。
事件の真相の追求ではなく、事件が起きて傷ついた人を支えている。
改めて踊る大捜査線第一話を観たところ、事件で取り残された被害者遺族の思いを最後まで守り続けた青島刑事の物語だということに気がついて、これってまんま今回の映画じゃんって思いました。
青島の信念から、自分が組織において成すべきことを理解した室井さんが、結果的には約束を果たせず組織から離れたけど、想いは生き続けている。
踊る大捜査線ではないけど、エッセンスはキチンと入ってる。
SNSなどでも出回ってますが、この映画を観終わって思ったことは、「室井さんありがとう」でした。
さてこの映画を受けて、
あの男はどう思うのか?気になるところです。