普段からハープの練習は自分の部屋(自分では「音楽室」と呼んでいる)で、ドアを閉め、そのドアに背を向けて弾いています。
これは、ハープの音がうるさかろうと、家内に遠慮して、響板が窓の方を向くようにこの配置にしています。
練習は午前、午後、夜の1日3回。
→ジジイは暇ですから。
午後の練習は15時或いは16時位から始め、途中休憩を入れながら大体18時位まで。
18時近くになると、背後のドアがガラっと開いて「ご飯よー!」と家内が呼びに来ます。
これが、まー驚く驚く!
ビックラ心臓が止まりそうです。
弦が切れた時もビックリしますが、家内の「ご飯よー!」もビックリものです。
ここをあーしたい、こー弾きたいと下手なりにアレコレ工夫しながら弾いていて、興が乗ったまさにそのタイミング、その背中にいきなり「ガラッ!」「ご飯よー!」です。
これが鈴を鳴らしたような、或いはひばりの囀りのような声なら、耳に心地良いのですが、背後からダミ声でいきなりガラッ!「ご飯よー!」の雄叫びですから。
家内には、必ずノックしてからドアを開けるように言ってるのですが、
「あら、ここは私のウチ(部屋)だから、いちいちノックなんていらないの」
「それにアナタはハープを弾き出すと、周りの音が聞こえなくなるじゃない」
と厚顔にも平然として、今日も相変わらずガラッ!です。
……い、いや、料理が出来ないジジイとしては、勿論ご飯を作ってくれるだけで感謝しなくてはならないのですけどね
因みに、弦が切れる音で寿命を縮めるのが嫌なジジイは、新年早々に1番から33番迄の弦を「総とっかえ」しましたよ
実は「ハープ弦管理表」なるものをExcelで作っていました。何番の弦がいつどの部分から切れて、どんな種類の弦に交換したかを記録しており、その管理表をもとに「そろそろこの弦が切れそうだな、切れる前に交換しておくか」というビックラ回避に使っていたのです。
その管理表が昨年から行方不明になってしまったのです。
パソコンの中をあちこち探しまくりましたが、結局見つからず、このままでは、いつ時限爆弾が爆発して(弦が切れて)ビックラこくか分かりません。
新年早々ジジイが悲鳴を挙げ、オシッコ漏らし、場合によっては救急車のお世話になり、更にお坊さんまで呼ばれるかもしれません
それならば年明けに弦を総とっかえしてやれ、そのタイミングで管理表も新たに再作成だ、ということです。
「総とっかえ」と言っても、最高音部の2本とスチール弦は交換してません。また、中音域はガット弦をやめてバイオナイロン弦にしました。このバイオナイロン弦、値段が安い上に切れにくいときています。金もない、度胸もない「お漏らしジジイ」にはピッタリではないですか。