変態な指 | ジジイがハープ!

ジジイがハープ!

還暦ジジイがハープとは!

大変難易度が高く、注目度は低いです。

一体ジジイは何を考えてるのか?

モルナール先生の緑本「4つの小品」の第4曲目(71ページ)です。




この、シャープペンで指し示した和音が変態的に難しいです。

この和音は左手用で、下から薬指、中指、人差し指、親指が受け持ちます。


この和音のひとつ前(左隣)の和音は、なんとか弾くことが出来ます。

しかしシャープペンの和音は、ハープの弦では、薬指と中指の間隔が8センチ(薬指と親指の間隔は16センチ)になり、これを一息でワッシと掴む(→広げるのではなく、指を曲げて「掴む」のです)のは、中々タイヘンな(ヘンタイな)作業ですアセアセ



一体誰が、こんな変態な指使いをするというのでしょうか?


そこのあなたですか?目

それとも、あそこのあの方でしょうか?男性トイレ


いいえ、ここにいる、この私ですドクロ

私が変態なのですキラキラ

ジジイなのにショボーン


 
そーいえば、バッハのシンフォニアでも右手が2声を受け持つ際に、クネクネと変態的な指使いをした覚えがありますが、こんなワイドでワイルドな変態ではありませんでした。


しかし多くのハーピストが、この洗礼を受けたのかと思えば、いわんやこのジジイをや!

変態洗礼を、なんの受けずにおかれましょうか!



優雅に思えたハープの、裏の顔を垣間見た気がします。



【捕捉】
実は右手よりも左手の方が、比較的簡単に広い和音をワッシと掴むことが出来ます。
これは多分30年以上もやったクラシックギターのお陰でしょう。ギターでは左手で広範囲にフレットをワッシと押さえる必要があるからです。


そうか、ジジイには元々変態のケがありましたとさ。