これはスゴイ!
ネフェル、夢のライブの実現!
このピアノトリオ《BOYS》は、すべて日野皓正クインテットに繋がっています。
メンバーは、
金澤英明 ベース
石井 彰 ピアノ
石若 駿 ドラムス
これは、『10』(2017年録音)という彼らのアルバムです。
この中で、ベーシスト金澤英明さんが石若駿さんとの出会いから、《BOYS》結成&アルバム『10』録音に至るまでのことを以下のように書き記しています。
「15年ほど前の事、当時ぼくが在籍していた日野皓正クインテットの札幌公園前日に、子どもたちのジャズオーケストラがあるのでクリニックしてほしいという企画があり、そこで少年たちのレベルの高さに驚いた記憶がある。
ぼくの目は、ドラムを叩く少年にくぎ付けになった。
当時小学校5年生の石若駿との初めての出会いの日である。
その頃の日野クインテットは、バンドの核であったドラマーの日野元彦さんが天に召されたショックから未ださめておらず、模索の日々が続いていた。
この少年を見た瞬間、ぼくはこの子が光に包まれているように思えた。
ぼくはこの日のことが忘れられず、ピアニスト石井彰を誘って札幌へ向かい中学生になった石若駿と一夜のライブを行った。
彼が中三になった時、石井彰と三人で演奏の旅に出た。
その日からちょうど10年を数えた2017年の暮れに、この《BOYS》と名乗るトリオの新譜を録音するに至った。」
(このアルバムは、金澤英明さんと栗林すみれさんとの『二重奏』)
ベースの金澤英明さんは、栗林すみれさん(p)とのネフェルライブ(今年の5月12日)をやっていただいたのですが、その模様を以下のように書き記しています。
「四本の太い弦の上に人生をかけた金澤英明さんのベースは、太くて深い!
やはり一音一音に魂が宿っていて、一音一音が澄み切っている。
音楽の低音部分を支え、光と陰のある立体的な音楽を創り上げていく。
ピアノとの丁々発止のやり取り(会話)が、主張し合ったり溶け合ったり、とてもスリリングだ。
これはライブならではの、ビジュアルの快感だ。」
貫禄十分!!!
金澤英明さんは、日本を代表するベーシストです。
(このアルバムは、石井彰さんの『Voices in The Night』)
石井彰さんの演奏は、《日野皓正クインテット》クリスマス・ディナーショー(2016年12月)、やはり、同クインテットでのピットイン・ライブ(2017年2月)で体験しました。
(このアルバムは、石井彰さんの『Embrace』)
アコースティック・ピアノでは、新主流派的なモーダルな美しい演奏をし、エレキ・ピアノではグルーヴィーな演奏でわくわく感満載でした。
ちょっと、ハービー・ハンコックみたいだなあ、と思いました。
(このアルバムは、石若駿さんの『SONGBOOK』)
石若駿さんのドラミングは、やはり日野皓正クインテットのライブで2回、そして加藤一平さん(g)とのデュオ、魚返明未さん(p)とのデュオ、等で体験しています。
あそうそう、【題名のない音楽会】でテレビにも出演していました。
ピットイン・ライブ(2018年1月17日)での模様を以下のように書き記しています。
「とにかく凄いの一言・・・。
音が半端なくでっかくて大きなうねりは洪水のようなのだから、痺れまくる。
《これからのジャズはドラマーが創る》ということを実感させてくれる。
そこに、即興演奏のスゴミを見た。
バスドラの皮に穴が開きそうなほど強烈に叩く。
バスドラの皮がブルンブルンと震えている。」
彼は、これからのジャズを背負っていくに違いありません。
《BOYS》の素晴らしい演奏を期待している方々が多くいらっしゃって、今現在予約がどんどん入っています。
ミュージックチャージは、陸の孤島柏の軽井沢価格2500円です。(学生は1000円引き)
朝夕肌寒い今日この頃ですが、《BOYS》の熱い演奏でホットな午後のひとときを過ごしませんか?