「真っ赤に染められた美しい夕焼けは、果たしてアートだろうか?」
先日テレビでそんな内容の番組があった。
「そこには感動はあるが、答えはノンである。アートは人間によって創り出されるものであり、それは感動と想像力を喚起するものである。」
「アートは衣食住には関係ないので、それが無くても生活はできる。」
と、そんな感じだったと思う。
コンテンポラリー・アートに関して云えば、「今までの常識や価値観を覆すくらいの斬新さ・驚きがそこにある!」ことも必要条件じゃあないかなあと思う。(アッと驚く為五郎的な・・・)
そこに、ぼくはあと一つ更に加えたい!
《反復》を・・・。
アンディー・ウォーホルの『マリリン・モンロー』も草間彌生の『水玉模様』も岡本太郎の『芸術は爆発!』もそこに《反復》がある。繰り返しの美学である。
最近思うことは、それらを《接写する》と、そこから異形の世界が立ちのぼってくる、というか、違った意味を持って姿を現してくる。
これは、ネフェルティティ王妃の首の入れ墨模様
これは、夏の終わりに撮った枯れたヒマワリの花
これは、ネフェルティティのベランダで育てたイタリアンパセリを食べるアゲハチョウの幼虫
これは、ネフェルティティのJBLスピーカーのネット
これは、どこにでもある金網フェンス
これは、武家屋敷等でみられる美しい格子戸
これは、反復とは言わないが葉っぱのランダムな羅列
これも反復とは言えませんが、あまりに美しいのでついシャッターを切りました!