来たる1月14日(日)16時〜、あの《世田谷トリオ》が陸の孤島・柏の軽井沢にて初ライブをおこないます。
《世田谷トリオ》って、それなあに?
うーんたしかに、ご存知じゃあない方のほうが多いですよね・・・。
彼ら三人は、これからの日本のジャズ界を背負って立つバリバリの若手ジャズミュジシャン達なのです。
知名度こそ低いのですが、演奏内容は超一流なのです。
しかしなぜ、《世田谷トリオ》なの?
それは、彼ら三人とも偶然世田谷に住んでいたからなのです。(なあんだ大した意味ないね・・・)
演奏者は
高橋佑成 ピアノ
岩見継吾 ウッドベース
吉良創太 ドラムス
(プロフィール等詳細は、ネフェルティティHPをご覧になってください。)
なぜ、《世田谷トリオ》がネフェルライブをやることになったのかって?
それは、去年の10月29日、忘れもしない台風が吹き荒れている中での《林栄一クァルテット》のピアニストとして演奏してもらったからです。
そのピアノプレイがあまりにも素晴らしかったので、演奏終了後ネフェルカレーを食べてもらっているときに今回の出演依頼をしました。
翌日の10月30日、BLOG『Viva、林栄一クァルテット』に次のようにレポートしています。
「《琴姫七変化》じゃあないけれど、ピアニスト・高橋佑成さんは、いろんな顔を持っている。
ハービー・ハンコックの理性・知性、ボビー・ティモンズのファンキー&グルービー性、ビル・エヴァンスの沈思・耽美性、セロニアス・モンクのグロテスクな抽象性、セシル・テイラーのめくるめく蝶々的アヴァンギャルド性、マジに驚いてしまった。
林さんのオリジナル曲『ナーナム』では、スウィンギ~ではあるけれど徐々にアヴァンギャルド系展開となり、四つん這いの赤ちゃんがある日突然二足歩行になり、その喜びを身体全体で表現しているような感じで、聴いている側にもその喜びが伝わってくるような、楽しい演奏であった。
不協和音の連続ではあるが、不思議なことにそれがそこはかとなく気持ちいいのである。」
この時の高橋佑成さんの演奏を今もはっきり覚えています。
本当に素晴らしいのです。
彼のプロフィールの中に、【2017年浅草ジャズコンテストにて銀賞、ソリスト賞受賞】とありますが、あの日の演奏を思い出すと、「うんうん・・・」と納得してしまいます。
そして、ドラマーの吉良創太さん。
《新宿ピットイン》と柏の老舗ジャズスポット《ナルディス》で合計三回、彼のドラミングを聴きました。
昨年度ライブスポットで聴いたドラマーの中で、最もエネルギーと迫力のあるヴァイタル・キラー・マシンってな感じなので、超驚いてしまいました。
最近のぼくの持論【これからのジャズは、ドラマーが創る】
それを確信させてくれるドラマーが、吉良創太さんなのです。
岩見継吾さんのベースは、クリスチャン・マクブライト並みに超重量級だそうです。
ネフェルでのウッドベースプレイが、超楽しみです!
これは、《世田谷トリオ》の2017年にリリースした『Live Bootleg Vol 2』
今、この中の4曲目『Giant Steps』を聴きながらこのBLOGを書き記しています。
この曲は、ジョン・コルトレーン作曲ですが、ななんとリオのカーニバル風にアレンジしてイケイケドンドンのサンバに仕立てていて、どうもその場のお客さんも踊っているようです。
異形モンクの『Well You Needn’t』もイケイケになってます。
さあ、あなたもご一緒に《世田谷トリオ》を楽しみませんか?
「ジャズって、こんなに楽しいんだ・・・」
と、感動マチガイナシです。
ミュージックチャージは、陸の孤島・柏の軽井沢価格の2000円です。
そして、今年から全てのネフェルライブにおいて【学生のミュジックチャージは半額】にします。
若い人にジャズをもっともっと聴いてほしいから・・・。
でないと、ジャズは次世代に受け継がれていかなくなってしまいそうなので・・・。