一人カラオケ行ったことある?
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一人カラオケを知ってから、ここ最近、ストレスが溜まってきたなと感じたら頻繁に行ってます。
音痴なのを自覚しているので、人前で歌うのが苦手なので、一人カラオケの存在は大変ありがたいです。
その結果、職場では変×の称号を欲しいままにしておりますです・・・・・ハイ(--)←理由はそればかりじゃないんですけどね。
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「ねえ、ねえ。この前、ヒトカラ初めて行って来たんだけどさ。」
「え?ヒトカラ?勇気あるわねえ・・・」
背後から聞こえてきた、OLと思しき女性たちの会話に思わず通りを歩いていたキョーコは耳がダンボになってしまった。
「それがね、そうでもないのよ・・・・」
彼女たちが通り過ぎた後、キョーコは「一人カラオケか・・・」とポツリとこぼした。
映画、『泥中の蓮』で紅葉を好演して以降、キョーコのもとにはひっきりなしにオファーが入ってきている。
とは言っても、そこは敏腕マネージャーたる社がキョーコが上手く学業と両立できるように調節してくれているので、もの凄く忙しいと言う訳ではない。
それよりも、地獄の果てまで持って行くと決めた蓮への恋心が日に日に大きくなっていき、最近ではキョーコ自身でも持て余しているのだ。
この気持ちを一度どこかで、思いっきり吐き出したい。けれど、そんなのは人前では嫌だ。
だったら、件の一人カラオケとやらで思いっきりラブソングでも歌って自分の気持ちを吐き出してみようか・・・・そんな気持ちに駆られたのだ。
幸い、今日はオフで学校も創立記念日で休みと来ている。先程、事務所に顔を出したが、椹に、「たまのオフの日ぐらいちゃんと休みなさい。体調管理も仕事のうち。」と追い返されたばかりなのだ。
キョーコは踵を返し近くのカラオケ屋に飛び込んだのだった。
《FIN》