その時目撃者たちは 3 ~メロキュンプレゼンツ!!ハッピー♡プレゼント~ | お気楽ごくらく日記

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白泉社の花とゆめ誌上において連載されている『スキップ・ビート』にハマったアラフォー女が、思いつくままに駄文を書き綴っています。

期間限定!メロキュン♡リターンズ☆蓮誕&VDお祭り会場


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メロキュンプレゼンツ!!
お題《ハッピー♡プレゼント!!》

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*実施期間*
2014年2月1日~2月28日

*募集テーマ*
お題《ハッピー♡プレゼント!!》


当初、読み手に回るつもりだったのに、某様に甘~い言葉を耳元で囁かれ陥落しました(;´▽`A``



今回は、 『チャレンジャー?』   の続編です。


***こちらを読むに当たっての注意事項です***


今回のは、蓮キョではございません。

メロキュン要素もきれいさっぱりございません。

お題の《ハッピー♡プレゼント》だけ、かろうじて細~い木の枝にに引っかかってる・・・かな?と言う代物です。


蓮キョでメロキュンな話以外は受け付けないわ!!と言う方は、ここで引き返されることをお勧めします。何でもオッケーと言う方のみお進み下さいませ。



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【クー・ヒズリーとジュリエナ・ヒズリーの場合】


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


テレビ電話の向こうとこちらで、10分以上の沈黙が続いていた。


(まぁ、流石のあいつらでも言葉はないか。)ローリィ・宝田は太平洋を隔てた向こう側にある国に住んでいる友人夫妻の沈黙を、テレビ電話越しに見つめていた。


テレビ電話の前にドド~ンと鎮座ましましているのは、最早一部の人間の間では有名になったあの板マフラー(別名・痛マフラー。千織命名)。


「・・・・・・・・・!!」

電話の向こうで声にならない声が上がった様である。


「な・・・・・・・・・なんて素晴らしいんだ!!」日本出身のハリウッドスターは、感動に打ち震えていた。


「ええ、本当に。彼にこんな才能があったなんて。」ダイヤモンドも裸足で逃げてしまう美貌のモデルは、ほうっと溜息をついた。


あのマフラーを折り畳んだ際に起きる、あり得ない音も聞かせたのだがこの二人にはそれすら問題外だったようである。


(親バカもここまで来たら極まれりだな。これを見てそんな賛辞が口から出てくるとは。)

ローリィはそう冷静に判断した。

「マフラーにもインテリアにもなるなんて流石だわ。」


「俺は何も言ってないよな?ジュリ、これがマフラーだって分かったのか?」


驚愕しながらロリィがとうと、ジュリは当然!!とばかりに頷いた。


「神は彼に二物も三物与え給うたのだな」クーも賛辞を送った。


「お前らなぁ。一体どこをどうすればそんな評価が出てくるんだ?」分かってはいたが、息子を溺愛している二人にローリィは呆れ返った。


居た堪れないのは画面に映らないようにローリィの部屋の隅っこにいる蓮である。

「クー達にお前の編んでるマフラーと最上君から貰ったと言うセーターを見せてやりたいから、仕事が終わったら俺の家に来い。」と、今朝連絡が入ったのだ。


蓮がローリィのプライベートルームに通されると、既にローリィは両親と電話で話をしていた。

蓮が入って来たのに気付いたローリィは、クー達に蓮と電話を替わろうか?と聞いたが、意外にもクーもジュリもそれを拒否したのである。


曰く、「く~っ。話したいのは山々だが、電話だとどこの諜報部員に盗聴されて私達の関係が明るみに出るか分からないじゃないか!!彼が自力で私達の下に帰って来てくれるまで気長に待つとジュリと二人で決めたからな。」


色々突っ込み所満載の言葉である。が、父親のその言葉に蓮は不覚にも涙が出そうになった。

笑いを噛み殺しながらマフラーを下げて、今度はキョーコが編んだセーターを見えるようにローリィの付き人は掲げた。

セーターは一見何の変哲もない物だった。がしかし、よくよく目を凝らしてみると凝った模様が編み込まれていた。


「ボス。本当にこれを彼女が?」キョーコの事をよく知るクーでさえ目を見張っている。


そのセーターは、普通に店で売っている物となんら遜色はない・・・どころか滅多にお目にかかれない一品である。


「あの娘はつくづく凄いな。演技もできるし。料理の腕も確かで。しかもこんな事まで出来るなんて恐れ入る。」クーは心から褒め称えた


「ねえ、ボス。その彼女に、私にも何か編んでもらえないかお願い出来ないかしら?」

ジュリは暫く考え込んでからそう口にした。


ジュリの言葉に続いて、クーも「ぜひ、私にも何か編んでもらえる様に口を利いてほしい。ああ、彼女だけじゃなく彼にも頼んで欲しい。」


「ずるいわ、クー。私のも彼にお願いして。」


(な・・・・・んで最上さんのだけじゃなくあの二人の分まで編まなきゃいけないんだ。)

三人の会話を聞いていた蓮は頭を抱え、そんな蓮をローリィは面白そうに眺めていた。


両親に編み物をせがまれた蓮は、キョーコの誕生日が過ぎた後二人のマフラーに取りかかった。

しかし、何故かキョーコに贈った以上の良い出来栄えになり、内心密かに歯噛みし、キョーコのその次の年のバースデープレゼントも蓮の手編みのマフラーになったのは、また別の話である。


《つづく》


早く書かなきゃ、二月が逃げてしまうわ。あら、どうしましょう。


お次は、ラストのキョーコ編正確には、蓮キョ編です。コメ欄の魔人のアイデアを頂戴いたしまする~。

少しはメロキュンらしい物を書きたいな。思いっきり軌道を外れまくってるから修正しないと。

編集チョーも怖~い顔で鞭持ってこっちに向かってきてるしー。


「(メロキュンを)書こう・書けば・書かないと・書きなされ・書く!!」←よし、これでインプット完了!!