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メロキュンプレゼンツ!!
お題《ハッピー♡プレゼント!!》
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*実施期間*
2014年2月1日~2月28日
*募集テーマ*
お題《ハッピー♡プレゼント!!》
当初、読み手に回るつもりだったのに、某様に甘~い言葉を耳元で囁かれ陥落しました(;´▽`A``
厚顔無恥にも2つ目の話行きます。
完全にお笑いになってしまう 『チャレンジャー?』 の続編の前にお口直しを一つ。
今回は成立後のお話です。
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2月10日。
「ねえ、キョーコ。プレゼントこれがいいな。」
約1年ぶりに二人揃ってオフの取れた蓮とキョーコは、某老舗デパートの紳士服売り場に来ていた。
目的は、蓮の誕生日プレゼントを買うためである。
キョーコが今年のプレゼントを何にするか悩みに悩んだ挙句、蓮に直接何が良いのかと訊いたのである。
その結果、蓮が選んだのは、
「本当にこれで良いんですか?普段、滅多にネクタイなんてしないじゃないですか。」
「うん。これがいいんだ。」
何やら嬉しげな蓮を訝しく思いながらもキョーコは、蓮が選んだネクタイを持ってレジに向かった。
思ったより早く買い物を済ますことが出来た二人は、これ幸いと他のフロアーを冷やかしながらお互い忙しくて滅多に出来ないデートを目いっぱい楽しんだ。
デートを楽しんだ後は、二人が一緒に暮らしている蓮のマンションに戻りささやかなお祝いをした。
ささやかとは言っても、今日は恋人の誕生日である。キョーコが腕によりをかけて豪華なご馳走と甘い物が苦手な蓮のために甘さ控えめのケーキも作った。
そのキョーコの心づくしの料理を楽しんだ後、キョーコと向かい合って座っていた蓮はコーヒーを淹れると場所をキョーコの横に移動した。
「では改めて、つ・・・蓮さんお誕生日おめでとうございます。」
キョーコは蓮に先ほどのプレゼントを手渡した。中身を知ってるはずなのに何故か上機嫌の蓮はそれを受け取ると質問した。
「キョーコ、知ってる?」
「何がですか?」
「意中の相手にね、ネクタイを贈る意味。」
蓮が何を言いたいのか分からずに、キョーコはキョトンとした。
「へ?意味なんてあるんですか?」意味深な蓮のその言葉に、キョーコは問い返した。
「うん、これがあるんだ。」と言いながら、蓮はこれ以上近づけない位キョーコににじり寄った。
(よ・・・・夜の帝王~!!)
艶かしい蓮のその表情を直に見て、キョーコは心の中で叫んでいた。
蓮はキョーコの耳元に口を寄せると、
「You're mine.(あなたを束縛したい。)」
耳元で甘く囁かれ、その意味を理解したキョーコは、茹でダコよりもさらに真っ赤になってしまった。
幾度も、蓮と体を重ねているというのに、天然記念物な純真乙女は真っ赤になりながらワタワタとなった。
そんなキョーコを愛おしそうに見つめて、蓮はもう一つ爆弾を落とした。
「これで俺は、一生君のものだからね?」
その言葉とともに左薬指にヒヤリと冷たい感触がした。
You're mine.
束縛されたのはどちら?
《おわり》
作中の意中の相手にネクタイを贈るのは、「あなたを束縛したい」を意味すると言うのは、某国会警備隊が舞台のBでLな漫画(←隠してない…)で知りました。
もしかして、蓮キョにもいけるかもと思ってチョッくら書いてみました(°∀°)b