ぬすっとペンギン | ほのぼの街のほんわか通りに、ふわっと風がふく

ほのぼの街のほんわか通りに、ふわっと風がふく

笑顔がにじみ出る(はずの)
「ゆるイラスト」とともに、
なんてことはない日常をつづったエッセイ

 

ペンギンを特集しているテレビ番組を見ました。

 

ある働き者くんが、よちよち歩きで、せっせせっせと、少し離れたところから、小石を口にくわえて運んできて、巣作りをしているのですが、そのお隣くん、働き者くんが小石を探しに戻るのをチロっと確認すると、そのスキにコソっと働き者くんの巣から石を盗んでは、自分の巣に置くのです。その様子が、おかしくて、おかしくて、笑うことがメキメキ減っている暗い私も、あははは、と、思わず笑ってしまいました。

 

働き者くんは、まさに、「働けど働けど、なお我がくらし楽にならざり」

まさに空き巣なのです! 働き者くんが帰ってくると、背を向け、何事もなかったように装う盗人猛々しいお隣くんも、盗みを働く時は、よちよち歩きなので、憎めない。

 

あのよちよち歩きは、反則ですね、、、よちよち歩きで、列に割り込まれても、笑って許してしまいそう。

 

しかし、よく撮影できたな、と感心します。まるで、カメラの前で、コントをしてくれているようでした。

 

随分と前ですが、冒険家の植村直己さんの講演を聞きに行った時、「犬ぞりをひく犬の中には、力いっぱい引かず、サボるのがいる。ずる賢いので、ロープはピンと張ったまま走っているけれど、ロープを引っ張ると、スーッと後退してくるのですぐわかる」と、おっしゃっていました。

 

動物にも、いろいろ、個性があって、かわいいったら、ありゃしない。