とにかく暑いこの夏。生きているだけで体力が奪われる感じ。
外に出たら即、熱中症になりそうで、不要不急の外出は控えていますが、
冷房の効いた室内に引き続き籠っていると、日々運動不足になりつつあり、
それはそれで、危機感を募らせています。
…ということで、暑さから逃れ、運動不足を解消すべく
涼しいところに行ってきました。
白駒の森
7月31日 鳥ちゃんの車に乗せてもらい、中央道で諏訪南ICを目指します。
14:30 白駒池駐車場(有料)に車を停めて、白駒の森へ。
今回は白駒荘にお泊まりなので2日分の料金(1日600円×2)を支払います。
灼熱の横浜から、天然のクーラーが効いた苔の森へ。
こんなに涼しいところがあるなんて信じられません!
針葉樹と苔の、しっとりした緑の森…マイナスイオンたっぷり
お花はほんの少し。イチヤクソウや…
たぶん…コイチヨウラン
パックリ口を開けた苔のモンスター?
モリゾーとキッコロを思い出す
タケシマランの実が成っていた
白駒池に直接向かわず、高見石に寄っていきます
ヌメヌメのきのこ
ここはカモシカの森…らしい
しっとりしてるのに蒸し暑くない…清涼な森
箱庭みたいな苔の世界
身も心も癒されます
胞子体を伸ばす苔
ギンリョウソウ
高見石
高見石小屋で揚げパンを…と思っていたのですが、時間が遅かったのか、やっていない様子。
とりあえず、大きな岩を登って高見石へ
15:30 白駒池が見えます
鳥ちゃん、お疲れ様〜(後ろに見えているのが丸山)
気持ちのいい岩の展望台。
左に見えているのは茶臼〜北横〜縞枯山などの北八ヶ岳の連なり。
一休みしたら降ります
ここから白駒池までは下りですが、ジメッとした森。
濡れた岩や木道、水たまりが多いのでとにかく慎重に下っていきます。
夏の北八ヶ岳はどこもこんな感じ…冬は雪に埋もれて歩きやすいんだけど。
まぁ、南八ヶ岳に比べると、恐怖のアブの大群がいないからありがたい…。
白駒池に出る直前が一番怖かったかも。
16:20 白駒荘に着きました!
山荘の目の前が白駒池です
白駒池へ
とりあえず白駒荘にチェックインして、お風呂で汗を流してから、
夕食までの間、白駒池を散策します。
東屋から
紅葉の時期が有名ですが、緑の季節も美しい白駒池
どの角度から見ても絵になる
山側は苔の森
思わずシャッターを押してしまう
冬に来たときは湖面が完全に凍結してその上に雪が積もり、真っ白の世界でした。
同じ場所だなんて、信じられない。
白駒荘に泊まる
白駒荘は創業大正11年の歴史ある山小屋。一昨年、創業100周年だったそうです。
新館は2019年に建て直したばかり。清潔で明るくて快適で、ホテルみたい。
前回ここにきたときは、ちょうど建てているところでした。
私たちが泊まる本館は築60年の趣のある佇まい。
昔ながらの山小屋ですが、それもまた風情があります。
さらに奥の方は、築100年を超えているそう。すごい重厚感です。
トイレやお風呂、食事は新館で。
新館の食堂は、窓が大きくて、白駒池のほとりで食事しているような気分になれます。
17:30 夕食は牛肉のお鍋(キントキソウなど珍しいお野菜もいっぱい)
彩りの自家製お野菜たっぷりサラダ・トマトソースのチキンステーキ・ズッキーニのバジル炒め・
その他、自家製お野菜を使った小鉢いろいろ…
白駒池を見ながらの食事
18:30 夕暮れの白駒池
ポーランドの作家、ユリー・シュルヴィッツの『よあけ』という絵本があるのですが
まさにその世界観。
今までは、大変な思いをして山に登ることばかり考えていたけど
こんなふうに散策したり、のんびり湖を眺めたり、時間に追われず過ごすのもいいなと思います。
そんなふうに思える年齢になったのかもしれません。
単に、暑すぎてやる気がないだけかも?(笑)
鳥ちゃんとは去年の太郎平撤退以来のお泊まり。
9時消灯まで話が尽きなくて、楽しい夜でした。
続きます