ちゃんとまとめて、詳細レポを書こうと思います。
先週、みるくさんと上高地から西穂独標を目指したものの、
何がいけなかったのか、山の上はガスガス…
それでも独標までの道が楽しくて、さらにその先へとふらふらと迷いこみ…
気づくと初心者のみるくさんを真っ白な独標に置き去りにして、
ピラミッドピークの向こうまで行ってしまった無責任女、ムサママ。
何も見えないままの岩岩のアップダウン…
濃い霧の向こうに何があるのか、知りたくて知りたくて仕方ありません。
途中で折り返して帰って来たものの…
まるで熱病患者のように西穂高岳への思いに取り憑かれて…
台風一過の火曜日、あまりの晴天にもう我慢できず、
またまた衝動的に高速バスを予約し、一人でテントを担いで西穂を目指すことにしました。
今回は、新穂高ロープウェイを使いました。
新宿~平湯(高速バス)往復10050円
平湯~新穂高ロープウェイ(路線バス)往復1500円
新穂高ロープウェイ 往復2800円
路線バスとロープウェイ代、計4300円、上高地から歩くより余計にかかるので
今回は一泊9000円の小屋泊はやめて、500円で済むテント泊にしました。
しかし、テントを背負っているので、ロープウエイの荷物代往復600円(8キロ以上の荷物にかかる)を支払うことになります。
しかも、12、3キロのリュックを背負って1時間半登るのは、思った以上に重労働でした。
9月18日(水)
8:00 新宿発 飛騨高山行き高速バスで平湯へ
12:25 平湯着
12:40 平湯発 新穂高ロープウェイ行き路線バス(窓口でチケットを買う)
13:20 新穂高ロープウェイ 新穂高温泉駅着
いきなり目の前に北アルプスー!!テンション上がります。
快晴です!!
13:30 第1ロープウエイ(所要時間4分)新穂高温泉駅発
13:45 第2ロープウエイ(所要時間7分)しらかば平発
13:52 西穂高口着
せっかくなので、展望台に出て絶景を楽しみましょう。
先週はガスの中だった西穂の稜線がはっきり見えます。
右の三角のピークが独標。そこからいくつもの小ピークを越えて行くと、一番高い西穂高岳です。
目指すはあの頂点一つです。
西穂山荘も見えます。小屋から左は独標までの道。みるくさんも歩いた道ですよ♪
槍さん、ちょっと待っててね。そのうち行きますから。
笠ヶ岳。山頂は雲の中?
笠ヶ岳から北に視線を移すと抜戸岳、大ノマ岳、双六岳、弓折岳、鷲羽岳、樅沢岳、左俣岳。
(パネルより)
上高地からも見える、活火山の焼岳。
先週はガスの中だった西穂の稜線がはっきり見えます。
右の三角のピークが独標。そこからいくつもの小ピークを越えて行くと、一番高い西穂高岳です。
目指すはあの頂点一つです。
西穂山荘も見えます。小屋から左は独標までの道。みるくさんも歩いた道ですよ♪
槍さん、ちょっと待っててね。そのうち行きますから。
笠ヶ岳。山頂は雲の中?
笠ヶ岳から北に視線を移すと抜戸岳、大ノマ岳、双六岳、弓折岳、鷲羽岳、樅沢岳、左俣岳。
(パネルより)
上高地からも見える、活火山の焼岳。
ただで記念写真を撮ってくれるそうなので、西穂バックでお願いしました。
観光客のグループに声をかけているカメラマンに図々しく写真を頼むおばちゃん。
「お連れ様は?」「一人なんです」
ちょっと驚かれつつ、はいスマイル~!!
あとで別の写真を1000円で売ってるのですが(こっちはすごくよく撮れてるんです)
あら、よく撮れてる!でもごめんなさい、いいです。
(おばちゃんだから図々しさじゃ負けない!)
グループだと、結構買う人もいるんでしょうねー。
食堂で、飛騨牛串と飛騨牛コロッケを食べてエネルギーチャージ!
登山計画書を提出し
14:30 やっと歩き始めます。
この道、急坂だし、岩ゴロゴロで結構疲れるけど、西穂の稜線が見えるんです♪
慣れないテント装備が重すぎてグッタリしながら歩いていたら…
あっ!! チェックの半パン!!(ていうか見えてないし)
「カワセミさーん!!」 思わず叫んじゃいました♪
記念写真、記念写真!!
(すみません、お天気よすぎてカワセミさんの顔が飛んじゃってます)
カワセミさんは、ロープウエイを使わずに歩いて登り、
西穂高岳には11時に着いてしまったんだそうです。(さすが○ンタイです)
バッタリですが、カワセミさんが北アルプス方面に行かれるというのはブログで見ていて
コメント欄に「わたしもテン泊でリベンジしてきます!」と書いておいたので、
もしかすると…という淡い期待もあったのですが、本当に会えて良かった~!!
カワセミさん、山頂で会えるかと思ったけど…なんて言ってましたが
その時間はまだ高速バスの中です。私は常人ですから…。
で、ほんの一瞬でしたが、ご挨拶だけして、お別れします。
カワセミさんの山頂での絶景写真を見せていただきさらにテンションが上がりますが
もしまたガスッちゃったらどうしよう…という一抹の不安も。
この日のカワセミさんのブログ
この後、またカワセミさんはロープウェイを使わずに歩いて下山し、京都まで帰られました。
まさしく、ド○ンタイ日帰り山行。しかも、いつもニコニコ笑顔です。
倒れそうになりながら、カワセミさんにパワーをいただいて、
16時頃、なんとか西穂山荘に辿り着き、テントを張ります。
ベテランらしいご夫婦のご主人が手伝ってくださいました。
山荘で夕食だけもらってもいいな(美味しいし)と思って聞いたら2000円だそうです。
せっかく重いテントを担いで宿代を浮かしたのに意味がないのでこれで我慢。
まずかったです。(笑)
夕日を撮ってたら、見覚えのある方が…
ううーん…似てるけど、違ったら恥ずかしいしな…なんて思って迷っているうちに
声をかけそびれてしまいました。
そのまま疲れて眠ってしまいましたが、夜中に寒くて目が覚めました。
先週、山荘に泊まった時は暑くて布団も着ないで寝ていたのに
外は本当に寒いです。地面が体の熱を奪っていく感じ。
ヒートテックの上下に長袖シャツに長ズボン、ダウン、ネックウォーマー、靴下2枚、さらにレインウエアの上下を着て、手袋をし、羽毛のシュラフに包まってもまだ寒い。
テント泊は個室で気楽なので大好きなのですが、とにかく寒くて眠れない…。
トイレは外なのですが(テント泊だからね)
そこまでの道も、14番目の月が煌煌と照らしてくれてヘッデンいらずです。
熊が来ると怖いので、懐中電灯を付けた途端に辺りが真っ暗になりました。
何も見えないので慌てて消したんですが、何もつけない方がはるかに明るいのです。
翌日は、4時頃、暗いうちからみなさん動きだし、
5時頃には撤収して山へ向かわれているようでした。
私は寒くて動けないのでのろのろ、一番最後にテントを撤収、それでも6時です。
では出発します。
つづく