いつもいつも桜が咲き始めると、気持ちがワサワサしてきて、
満開の桜などは直視できず、逃げ出したくなります
夜桜は多少落ち着いて見ることができますが
花びらが散ってゆき、葉桜となるころには、心底ほ〜っと安心してきます
そんな微妙な心持ちが入り混じった
4月の上旬〜半ば頃、
二十四節気では「穀雨」の頃に、
里山では
毎年、種籾を蒔きます
また今年に引き継ぎしてくれる種籾ちゃんです
卵のようなもので、孵らなければおじゃんですから、
種蒔きは、それはそれは大事なお仕事になります。
微生物でふかふかの土のお布団で、
水と酸素が十分に行き渡るように、
重ならないように、
ばらばらとまき、
後から押しいたをあてます。
小鳥に食べられないように、
ネットをかけます。
ここでしくじると、
1年分のお米がとれないわけですから…
大事な大事な、始まりの、始まりです
日本は、学校など、新学期が4月スタートなのは種
蒔きの感覚も入っているのではないかしら?と、
どうなのでしょう(笑)
里山の花たちは、あちこちで咲き誇っていました
道端の方に飛び出て、踏まれそうなはみ出した子を、ひとり頂いてきてしまいました… 🤫
たぶん大丈夫。
昨年は、草刈りで刈られてしまいそうになっていた貝母ゆりちゃんを、ゲット!!!!
祈るように我が家の庭に植えましたが、
この春、咲いてくれました〜
蕾見つけたときは歓喜
可愛く、嬉しく、毎日見てました。
4月は多くの草木花、自然界に、
種蒔きと、芽吹きの季節でもあります。
古事記で1番使われる言葉は「ナル」だったそうです。
成る、自然に成る、のナルです。
日本の風土から「成る」もの
全てで育まれ、自ずと芽吹き育ち成ってゆくもの。
私たち自身も、この心身を自然の理にまかせて、
種を撒き、育てながら、育まれ、
成るように、成ってゆけますようように🌱