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今回は、『事態を悪化させないために、猫が誤飲・誤食した時すべき対応』についてです。

 

 

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事態を悪化させないために、猫が誤飲・誤食した時すべき対応
2020/6/6(土) 9:30配信 ねこのきもちWeb編集室


好奇心旺盛な猫との生活では、トラブルが起こることもあります。なかでも、「誤飲・誤食」はとても多いです。日頃からとくに注意したいのが、猫用のおもちゃやポリ袋、ヒモ、人の薬、タバコなど……食べてしまうと命にかかわる恐れも!


猫が誤飲・誤食をしてしまったとき、飼い主さんは正しい対応ができるでしょうか?  この記事では、「猫の誤飲・誤食で起こる症状」や「飼い主さんが絶対にしてはいけない対応」、そして「これだけはしたい対応」について解説します。


■猫にこんな症状が見られたら、誤飲・誤食を疑って!


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猫が誤飲・誤食をした瞬間を目撃できていればいいのですが、怖いのは猫が異物を飲み込んだ現場を飼い主さんが見ていないケース。そんなときは、猫のいつもと違う様子から異変に気づくでしょう。
もし猫に以下のような症状が見られたら、誤飲・誤食を疑って動物病院を受診してください。

□長時間ウンチが出ない
□下痢をする
□何度も繰り返し吐く
□お腹を触ると嫌がる
□食欲がなくなる
□オシッコの量が増える
□うずくまって動かない

下記では、具体的な病状について見ていきます。


食欲がない→「腸閉塞」の可能性も


毎日ウンチをする猫が1日以上排便しなかったり、急に食欲がなくなったりする場合は、「腸閉塞」で腸が動かなくなっている可能性が。また、いつもはお腹を触らせてくれる猫が、痛みで嫌がることもあります。


遊び道具に注意して!


下記のようなものを誤食してしまった場合に、腸閉塞になる恐れがあります。

・ひも状など長いもの
・ゴム製品など滑りの悪いもの
・猫のおもちゃ
・ウレタンマット
・ビニール
・鈴
・衣類、クッション

誤って食べてしまいそうなものは猫の手の届かない場所に置くなど、日頃から注意してあげましょう。


動かない→「腸穿孔(ちょうせんこう)」の可能性も


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猫がうずくまって動かないときは、「腸穿孔」の疑いも。腸穿孔とは、腸壁に穴が開いてしまう症状のことで、猫が先の尖ったものを飲み込んでしまった可能性があります。命にかかわるため、緊急手術が必要になる場合も。


猫が飲み込みそうな鋭利なものの管理に注意!


腸穿孔になる可能性のあるのは、下記のような鋭利なもの飲み込んでしまったとき。

・魚や鶏の骨
・木の枝
・針
・串
・ようじ

飼い主さんはこうしたものを放置しておかず、しっかりと管理するよう注意してください。


嘔吐する→「中毒」の可能性も


もし下痢や嘔吐、よだれ、けいれん、荒い息づかいなどの症状が見られたら、「中毒」を疑います。猫にとって毒となるものを食べてしまい、正常な機能が阻害されている状態です。これらの症状のほか、尿の量が極端に増減する場合も。


猫が食べると中毒になる恐れのあるものに注意!


以下のようなものを猫が口にしたとき、中毒になる可能性があります。

・チョコレート
・ココア
・ネギ類
・ユリ科の植物
・保冷剤
・人の薬やサプリメント
・アロマオイル

たとえ口にしたのが少量でも、命にかかわる場合もあり大変危険です。猫が誤って食べてしまわないよう、飼い主さんは気をつけてください。


■猫が誤飲・誤食したときにしてはいけないNG対応3つ


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猫が誤飲・誤食をしてしまったときに、咄嗟に飼い主さんが取りがちな行動があるのですが、それによって事態が悪化してしまう可能性があります。飼い主さんが絶対にしてはいけない3つの行動について確認しましょう。


NG行動1:吐かせようとする


無理やり吐かせようとして猫の背中を強く叩いたり、逆さにしたりするのは危険です。飲み込んだものが消化管に刺さっている場合は、粘膜を傷つけてしまう恐れもあります。


NG行動2:口から出ているヒモなどを引っ張る


たとえば、猫の口からヒモなどの先端が出ていたとしても、絶対に引っ張ってはいけません。無理に取ろうとすると、消化管の粘膜を大きく傷つける恐れもあります。


NG行動3:水や牛乳を飲ませる


猫が飲み込んでしまった素材や成分によっては、水で膨らむものや、薄めてはいけないものもあります。水、牛乳、フードなど、いずれも与えないようにしましょう。


■猫が誤飲・誤食をしたときに、飼い主さんがすべきたった1つのこと


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愛猫の様子を見て誤飲・誤食が疑われたら、飼い主さんが取るべき対処法は「すぐに動物病院に連絡して相談すること」です。上記で取り上げたような対応を自己判断で行わず、獣医師に指示を仰いでください。


そしていざ受診することになったら、愛猫の症状とともに下記のことを獣医師に伝えましょう。

・誤飲・誤食してからの経過時間
・異物の詳細
・誤飲・誤食した量

また、愛猫が誤飲・誤食したところを実際に見たかどうかも伝えてください。


より適切な処置を行えるように

食べてしまった異物に心当たりがある場合や、嘔吐・下痢などの症状が見られた場合は、現物を持参したり、写真におさめて獣医師に見せられるといいですね。こうした対応が、より適切な処置につながります。



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猫の誤飲・誤食は、なによりもそれを「防ぐこと」が大切です。愛猫の誤飲・誤食につながりそうなものを出しっぱなしにしないよう、飼い主さんは日頃から気をつけてください。

誤飲・誤食を防ぐ対策については、下記の記事も参考にしてみてくださいね!

愛猫の健康はわたしが守る! 絶対に誤食させない3心得


参考/ねこのきもちWEB MAGAZINE『猫が異物を食べてしまった! 知っておきたい誤飲・誤食の症状』
ねこのきもちWEB MAGAZINE『愛猫が誤食したとき、飼い主さんが絶対にしてはいけない3つの行動』
文/sorami


ねこのきもちWeb編集室
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