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今回は、『気がつかないと重症化の恐れあり!? 猫の「歯肉口内炎」とは?』についてです。

 

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気がつかないと重症化の恐れあり!? 猫の「歯肉口内炎」とは
2020/7/27(月) 9:30配信 ねこのきもちWeb編集室


水を飲んだりゴハンを食べるときはもちろん、毛づくろいをするときにも猫は舌をつかいます。舌は猫にとってとても大事な器官ですが、気がつかないうちに重大な病気になってしまっていることも。今回は、早く気づかないと重症化してしまいがちな猫の「歯肉口内炎」と、猫にとって舌がどれだけ大切かを解説します。


■猫にとっての「舌」は、人にとっての「手」?


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猫の舌は、「人にとっての手」だといわれるくらい、他の動物に比べて重要な器官だといわれています。「食事をする」のはもちろん、「身だしなみを整える」「気持ちを伝える」などの役割が。病気になって舌がうまく機能しなくなると、どんな影響が出るのでしょうか? 


■舌が上手く使えなくなると……


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①水を飲んだり食べ物を飲み込むことができなくなる


猫の舌は、味覚を感じるだけではなく、フードや水を口内に運ぶのに必要な器官。猫は食べ物を丸飲みする動物なので、舌の筋肉がとても発達しています。また、肉食動物である猫の味覚は、腐敗や毒を察知できるように「酸味」「苦味」をよく感じるようにできています。
 

もし舌がうまく機能しなくなれば、口に食べ物や水を運ぶことができても飲み込むことができません。また、猫にとって有毒なものに気がつかず、死に至ることも……。


②毛づくろいできないため体臭が……


猫の舌にある突起「糸状乳頭(しじょうにゅうとう)」。舌にこのトゲがあることで、猫は毛づくろいをするときに、被毛についた汚れや抜け毛をしっかり取り除くことができます。また、猫の唾液には殺菌効果があり、舐めることで臭わないきれいな体を保つことができます。
 

もし毛づくろいが上手くできなくなると、体臭を消すことも体を清潔に保つこともできなってしまいます。


③コミュニケーションが困難で繁殖や成長ができない!?

 
子猫や同居猫、時には飼い主さんなど「親しい相手」を毛づくろいするのも猫の大切なコミュニケーションのひとつ。鳴いたり、喉をゴロゴロ鳴らして自分の気持ちを伝えるときも、その音を出すために舌をつかっています。


もし舌がつかえず音を出せなくなると、メスの猫は繁殖期に鳴き声を出せないため、繁殖の機会を得ることができません。また、子猫の場合は母猫に意思を伝えられず、生き残ることが難しくなることも。


■重症化しやすい猫の「歯肉口内炎」その症状は?


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菌が口腔粘膜に広がり、ただれが起きる「歯肉口内炎」。症状に気づかず放っておくと、気づいたときには、舌の表面が炎症でただれ、トゲがなくなっているケースも。発症した場合、症状の約35%が舌に現れるといわれています。歯肉口内炎による粘膜の炎症は、一度発症すると治りにくく、舌だけでなく頬の内側にできることもあります。


歯肉口内炎の原因は歯垢に潜む菌だとされています。そのため、重症化すると、歯垢が付着した歯をすべて「抜歯」することも。口内の環境が悪いと発症・悪化しやすいのはもちろん、「猫カゼ」の病歴がある猫も要注意。猫カゼのウイルスによって発症するケースも見られます。


■猫の「舌チェック」をして、体調の変化や異変を見極めよう!


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猫の口を開けて口腔内をチェックするのは、嫌がる猫も多くなかなか難しいもの。まずは、猫が「毛づくろい」「あくび」「舌なめずり」などのしぐさをしているときに、猫の舌をチェックしてみるのがおすすめです。舌の輪郭が「きれいなU字」であり、色は「やや濃いサーモンピンク」、舌のトゲが「中心から根元に向かって一方向に生えている」状態であれば、健康な舌だといえるでしょう。


■異変やしぐさに違和感を感じたら?早めに獣医師に相談を!


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歯肉口内炎に限らず、猫の口腔内の病気は早期の発見が大事。舌のチェックの他に、臭いの違和感や、行動の異変にも注意しましょう。食事がうまくできなくなる、舌の痛みからしきりに口元を気にして顔を洗うなどのしぐさが多くなります。

 

普段と違う様子を感じたら早めに獣医師に相談し、猫の暮らしに大切な舌の健康を守りましょう!


参考/「ねこのきもち」2018年7月号『健康をつかさどる最重要パーツ!? 今すぐ猫舌チェックしてみよう』(監修:フジタ動物病院院長 獣医学博士 日本小動物歯科研究会会長 藤田桂一先生、哺乳類学者 「ねこの博物館」館長 日本動物科学研究所所長 今泉忠明先生)
文/いけてぃん


ねこのきもちWeb編集室

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