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今回は、『猫がなりやすい4つの「がん」の特徴は?シニア猫は特に要注意!』についてです。

 

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猫がなりやすい4つの「がん」の特徴は?シニア猫は特に要注意!
2020/3/12(木) 8:10配信 ねこのきもちWeb編集室


がんは高齢猫に発症することが多い病気であるため、猫の寿命が伸びている今、がんと診断される猫も増えてきています。今回は、猫に多くみられる4つのがんについて詳しく解説します。正しい知識を身につけて、病気に備えましょう!


■猫の猫のがんで最も多い「リンパ腫」

 

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・受診の決め手となる症状は? 


消化器型のリンパ腫は、急にやせ出すのが特徴的です。その他にも、食欲がない、嘔吐や下痢がみられる、貧血を起こす、鼻水や咳が出るというような症状があらわれることも。


・どんな病気? 


リンパ腫とは血液のがんです。白血球の中のリンパ球ががん化したもので、全身どこでもできる可能性があります。猫の場合は脾臓(ひぞう)や腸にできる「消化器型リンパ腫」が多くみられます。血液の病気であるため代謝に影響が出やすく、体重が急に減少する傾向に。とくに猫白血病ウイルスやエイズウイルスに感染している猫は注意が必要です。

・治療法は? 


リンパ腫の種類にもよりますが、抗がん剤などの化学療法が中心となります。がんのできている場所によっては、放射線治療をおこなったり、手術でリンパ節を切除したりすることも。


■口の中や皮膚にできやすい「扁平上皮がん」

 

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・受診の決め手となる症状は? 


扁平上皮がんになると、口のまわりを気にしてよくかくようになります。また、食べ方がぎこちない、口臭が生臭い、頬が腫れる、鼻水が出るといった症状も。


・どんな病気? 


扁平上皮がんとは、皮膚や粘膜などの「扁平上皮」という細胞ががん化したものです。顔面、とくに口の中に多くみられ、口内の小さな腫瘍が徐々に広がっていきます。日光を長時間浴びたことが原因の場合は、被毛が薄い耳や鼻の部分に出やすいでしょう。白い毛の猫は紫外線の影響を受けやすいためとくに要注意。


・治療法は? 


がんが皮膚にできている場合は、その部分や周りを手術で切除します。ただし、口の奥にできている場合は手術は難しく、効果的な治療ができないことも。


■8割以上が悪性で転移しやすい「乳腺腫瘍」

 

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・受診の決め手となる症状は?

 
乳腺腫瘍の最大の特徴は、おっぱいの部分のしこり。初期症状として痛みがなく、見た目にも変化がわからないため、しこりだけが早期発見の手がかりとなります。


・どんな病気? 


猫のお腹には通常8つのおっぱいがあり、その乳腺組織に腫瘍ができます。米粒のような小さなしこりがだんだん大きくなったり、複数できたりすることも。メスが多くかかる病気で、人でいう「乳がん」です。乳腺腫瘍のほとんどが悪性で、肺やリンパ節などに転移しやすいのが特徴。避妊手術を受けていないメスや、発情経験のあるメスに多くみられるようです。


・治療法は? 


転移する可能性が高いため、腫瘍がある側すべての乳腺を手術で切除するのが一般的。再発を防ぐために抗がん剤などを併用することもあります。早期に手術ができれば延命が期待できます。


■血液中の細胞ががん化する「肥満細胞腫」

 

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・受診の決め手となる症状は?

 
内臓型の肥満細胞腫の場合、食欲がなくなりだるそうになります。その他にも、お腹が腫れる、嘔吐や下痢をする、皮膚をかゆがるなどの症状がみられます。


・どんな病気? 


血液中にある肥満細胞が、がん化したものが肥満細胞腫です。肥満の猫がなりやすいというわけではありません。内臓型と皮膚型があり、内臓型は進行が早く脾臓に出ることが多いのが特徴です。皮膚型は良性のような挙動をとることが多く、脱毛やしこり、かゆみがあらわれます。


・治療法は? 


内臓型で脾臓に出た場合は、手術で切除する場合がほとんどです。タイプによって化学療法をおこなうことも。皮膚型は単発なら切除が一般的ですが、多発した場合かゆみを抑える薬などを使うこともあります。


愛猫の様子をよく観察したり、体重測定や健康診断を定期的におこなったりすることで、早期発見につながります。がんなどの病気から守るためにもこまめにチェックしてあげましょう。

参考/「ねこのきもち」2016年12月号『気になるセカンドオピニオンについても 愛猫をがんから守りたい!』(監修:日本獣医がん学会獣医腫瘍科Ⅰ・Ⅱ種認定医 池尻大橋ペットクリニック院長 遠藤美紀先生)
文/AzusaS


ねこのきもちWeb編集室

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取り急ぎの取り上げとご報告を兼ねた取り上げでした。