もしもの時のための、犬のきもち編。
今回は、「犬は強く叱ることも必要」は間違い! しつけのプロの失敗とは・・・についてです。
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「犬は強く叱ることも必要」は間違い! しつけのプロの失敗とは
2019/12/17(火) 17:35配信 いぬのきもちWeb編集室
犬のしつけがうまくいかない……そんなお悩みを抱えている方は少なくないでしょう。しかし、不安になりすぎる必要はありません。しつけのプロもさまざまなしくじりを乗り越えてきたのです。実際にどんなしくじりだったのか、詳しく見てみましょう。
■ほかの犬と遊ばせれば、犬の社会化のためになる!?
ほかの犬と遊ばせれば、社会性が養われると思い、子犬のころからほかの犬と積極的に遊ばせていたところ、なんとほかの犬を見るたびに興奮するように!
どうやら遊びの楽しさを知りすぎてしまったようで、落ち着いてすれ違うことが困難になってしまったんだとか。
■オオカミの習性を参考にして、愛犬の首をつかんでいたら……
警察犬の訓練のような厳しいしつけや、オオカミのイメージに基づいたしつけしかなかった90年代の前半ごろ。
オオカミは首を噛まれるとおとなしくなるという習性があるため、愛犬の首をつかんで叱っていたところ、避けられるようになってしまったというのです。
オオカミが首を噛むのは、危険が迫ったときに子供を巣に運ぶためであり、現在ではこのしつけ方は間違いだとされています。また、そもそもオオカミと犬の遺伝子の違いについても研究が進んでいます。
■威厳をもってハッキリと言うのが大切?
研究が進む以前は、号令は威厳をもってはっきり言ったほうがいいとされていました。オオカミはリーダーの言うことしか聞かないといわれていたためです。
しかし研究が進むと、オオカミは家族単位の群れで行動していることが分かり、親は子に優しくすることが判明。
これらの研究結果から、犬への威厳のある態度は不要だとされるようになり、「そもそも叱ってはいけない」という考えにつながっていきます。
■犬はみんな泳げるものだと思っていた
「犬かき」という言葉があるように、犬はみんな泳げるというイメージをもつ人も少なくないでしょう。
しかし、「先代の犬は最初から泳げたから」と愛犬を海に入れて手を離したら、泳げなかった……!なんてことも。
あわてて抱き上げたので事なきを得たようですが、教えないと泳げない犬もいるということは、しっかりと胸に留めておきたいですね。
ここ十数年で、犬と飼い主さんを取り巻く環境は大きく変化してきました。犬の研究が進むにつれて、それまで常識だと思われていたことがどんどん覆されてきたのです。プロのしくじりから学んで、愛犬とより深い信頼関係を築いていってくださいね。
参考/「いぬのきもち」2016年5月号『プロの“ざんげ”から学ぼう 犬のしつけ 昔は私たちもしくじってました…』(監修:日本動物病院協会認定家庭犬しつけインストラクター 西川文二先生)
文/kagio
いぬのきもちWeb編集室
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