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科学オタクの主婦が科学物のデータを集めて取り上げております、科学もの報道データ編。

 

またもや、ネイチャーの今週号のカバーストーリーに取り上げられている論文がNHKの報道に取り上げられました。

 

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死の定義変わるか 死後も脳の一部機能回復 ブタで実験
2019年4月18日 6時31分 NHK

 
アメリカなどの研究グループが、死んだブタの脳に血液の代わりとなる液体を流したところ、脳の一部の細胞が動き始め、機能が回復しているのが観察されました。意識や感覚など、脳の高度な機能は働いていませんでしたが、死後も脳の一部が機能していたことで、何をもって死とするのか、その定義が変わることにつながる可能性もあるとして注目されています。
 
 
この研究は、アメリカのイェール大学などのグループが17日、イギリスの科学雑誌「ネイチャー」に発表しました。
 
それによりますと、研究グループが特殊な装置を使って、死後4時間たったブタの脳に血液の代わりとなる液体を流し始めたところ、死後10時間の時点で海馬と呼ばれる部分など脳の一部で細胞が動き、酸素やぶどう糖を消費して神経の信号の伝達に関わる部分が働いていたのが観察されたということです。
 
ただ、意識や感覚など脳の高度な機能は働いていなかったということです。
 
脳細胞は、血液が流れず酸素が供給されなくなるとすぐに破壊されると考えられていましたが、研究グループは、その過程はこれまで考えられていたより緩やかだとしています。
 
哺乳類のブタで死後も脳の一部で機能が回復したのが観察されたことで、将来、脳梗塞などのあとに脳の機能を維持する治療への応用が期待される一方、何をもって死とするのか、その定義が変わることにもつながる可能性があるとして注目されています。
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今回も、恒例のネイチャーの取り上げでの順番が回ってきて、論文を取り上げるときに参考に取り上げるとします。

 

次は、究極に溜まりに溜まったネイチャーを取り上げます。

 

※只今里に帰省中のために、ブログ更新が大変に遅れております。申し訳ございません。

 

 

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