2018年「サイエンス」で、科学の“ことしの画期的成果”に 千葉大などの研究 | Just One of Those Things

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科学の“ことしの画期的成果”に 千葉大などの研究
2018年12月21日 5時39分 NHK
 
アメリカの科学雑誌「サイエンス」は、科学分野でのことしの画期的な成果の1つに、千葉大学が参加する国際共同チームによるニュートリノの観測を選びました。
 
「サイエンス」は年末に、その年の科学分野での画期的な成果を取り上げていて、ことしはその1つに、日本など12か国の共同チームによる、ニュートリノの観測を選びました。
 
ニュートリノは、物質を構成する最も基本的な粒子・素粒子の1つで、宇宙を飛び回っていて、千葉大学などの研究チームは、南極点の氷の下に設置した検出器で、極めて難しいとされる観測に成功しました。
観測されたニュートリノは、巨大なブラックホールに星などが吸い込まれた際に噴き出したとみられ、素粒子の起源やブラックホールの活動に迫る成果として注目を集めています。
 
一方で、「誤った方向に進んだ出来事」には、「地球温暖化で拡大する災害と政治の停滞」を挙げました。この中では、アメリカ西部カリフォルニア州での山火事や、各地の台風や洪水など、自然災害がより激しく、長く続くようになったと指摘しています。
 
そのうえで、温暖化で経済に深刻な影響が出るおそれがあるとする報告書についてアメリカのトランプ大統領が「信じない」と述べたり、ブラジルの次期大統領が、二酸化炭素の排出削減に逆行する熱帯雨林の開発を打ち出したりするなど、政治の動きが後退しているとしています。
 
■科学重要成果に千葉大貢献
 
アメリカの科学雑誌、「サイエンス」は、ことしの科学分野の重要な成果の1つとして、南極で素粒子の1つ「ニュートリノ」を観測した国際共同チームの研究を選びました。
 
このチームは、世界12か国の49の研究機関で構成され、日本からは千葉大学のグループが参加しています。
 
チームは南極の氷に設置した5000個余りの検出器を使って宇宙から届くエネルギーの高いタイプのニュートリノをとらえ、このニュートリノがおよそ40億光年離れた天体から届いたことを明らかにした論文をことし7月に発表しました。
 
千葉大学の吉田滋教授は「選ばれたことを大変うれしく思います。エネルギーの高いタイプのニュートリノがどこから放出されて地球に届くのか、その発生源を初めて明らかにした成果であり、宇宙の理解に大きな進展をもたらすという意味で選ばれるに値すると思います」と話しています。
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≪ニュートリノとは≫

ニュートリノ - Wikipedia

ニュートリノって何? | スーパーカミオカンデ 公式

東京大学宇宙線研究所: 研究所紹介: ニュートリノについて

スーパーカミオカンデについて | スーパーカミオカンデ 公式

スーパーカミオカンデ公式

 

≪受賞した研究≫

ハドロン宇宙科学|研究|国立大学法人 千葉大

史上初、宇宙ニュートリノとγ線による ニュートリノ放射源天体の同定に成功(PDF)

ハドロン宇宙国際研究センター

千葉大ら,ニュートリノ放射源天体を同定(2018年07月13日)

 

次はネイチャーです。

 

 

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