”ノネコ・・・どうぶつ基金”(署名提出後記事が消えるので追記しました) | Just One of Those Things

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Let's call the whole thing off

県民として見過ごせないので、調べた上で、動きます。

なので、必要部分を以下に添付します。

 

≪以下添付≫

 

(以下、メール全文です。)
 
こんにちは、どうぶつ基金のさくらねこ便りです。
皆様お元気でお過ごしでしょうか。
 
この度、下記の通り、要請書を提出いたしますのでご報告申し上げます。
 
奄美の猫3千頭駆除 殺処分反対!生きるチャンスを! どうぶつ基金が要請書を提出 
 
奄美大島で、環境省と地元自治体による「奄美大島における生態系保全のためのノネコ管理計画」(2018 年度~2027 年度)に基づき10年にわたる3000頭のノネコ駆除が7月17日から始まりました。計画によると捕獲された猫は1週間で元の飼い主や譲渡先が見つからなければ殺処分されます。これまで捕獲された猫の中には、獣医による不妊手術済みの猫(さくらねこ)もいて、地域猫や飼い猫が山に迷い込んで捕獲されることが明らかになりました。
 
猫の譲渡においては「県が運営する迷子犬猫情報サイトでの公開や里親募集は一切せず」「捕獲後1週間で元の飼い主や譲渡先が見つからなければ殺処分」「譲渡希望者には所得証明書、納税証明書などの提出が必須」など、捕獲された猫が生き延びるためのハードルは、天売島など、他地域でノネコを譲渡している例と比べても、かつて類を見ないほど高く、これは猫の生き延びる機会の損失になります。
ノネコ管理計画の疑問点と問題点と提案​(どうぶつ基金HP)
https://goo.gl/GLzC2P
 
これまでに捕獲されたノネコは東京のNPO法人ゴールゼロ、沖縄のNPO法人ケルビムなどの必死の努力により殺処分ゼロが続いていますが、上記のような条件下では殺処分ゼロの継続は極めて困難です。
そこで、奄美市で猫の無料不妊手術病院を運営する公益財団法人どうぶつ基金と上記NPO法人らは奄美大島ねこ対策協議会(奄美市役所内)に改善を求める要請書を提出します
 
要請書提出 【日時】 9月18日(火)9時 【場所】 奄美市役所 2階 環境対策課
要請書は、担当者との予約が取れたため、直接お渡しさせていただきます。
要請書提出後、市役所内にて記者会見を行います。ぜひ取材していただきますようお願いします。 
 
要請書の概要
1.譲渡希望者に義務付けられた提出書類が多い事により譲渡の機会を損失しています。鹿児島県動物愛護センターで実施している譲渡事業と同等にしてください。
2.飼い猫や地域猫、さくらねこが森に入りノネコとまちがって捕獲されています。飼い主が速やかに探すことができるように「鹿児島県迷子犬猫情報サイト」への掲載をしてください。
3、ノネコの駆除を行う前に、2003年を最後に15年間行われていない島全体のクロウサギの生息個体数の調査を行い、結果を公開してください。
 参照サイト
「環境省 収容動物検索情報サイト 迷子にさせてしまったら」
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/shuyo/if.html
「鹿児島県迷子犬猫情報サイト」
http://dogcat.pref.kagoshima.jp/Search/Search_jouto
4.   平成25年度に環境省が行ったノネコの譲渡会と同様の情報公開及び譲渡会の開催をしてください。
 
あまみのさくらねこ病院 無料不妊手術 ボランティアのお問い合わせは 
https://goo.gl/92jAqp
 
全国から殺到する無料不妊手術の依頼に資金が追い付きません。
あなたの力を貸してください。
公益財団法人どうぶつ基金
★さくらねこ無料不妊手術のためのご寄付のお願い
https://www.kifukara.jp/form/doubutukikin/monthly/
署名サイト Change.org 世界遺産を口実に、奄美や沖縄の猫を安易に殺処分しないでください!(ただ今、57323筆 10万筆までご協力をお願いします)
https://goo.gl/FzFSG3
ノネコ管理計画の疑問点と問題点と提案​(どうぶつ基金HP)
https://goo.gl/GLzC2P
 
※クロウサギの生息個体数調査が最後に行われた2003年以降、奄美大島で行われたノネコの捕獲はわずか13頭(ノネコ推定生息数は600-1200頭)で、ほぼゼロといっても差し支えない程度です。2003年から2018年7月16日までの15年間、ノネコの駆除がほぼゼロにもかかわらず、クロウサギは増え続けていたのです。
「3000頭のノネコ大規模駆除、殺処分は不要である」ということです。
 
≪ここから大々的に補足:署名サイトより≫
※記事が消える可能性があるので、追記します。
 
【発信者:ゴールゼロ NPO法人
宛先:環境大臣 中川雅治 、9人の別の宛先】
【奄美大島と沖縄で国が猫の殺処分を急ごうとしています。ユネスコの理念(多様性の尊重、非排他性)に反した非科学的、非人道的な根拠に乏しい大量殺処分であり、世界遺産登録の努力を逆に台無しにしかねないため、反対します。以下、その理由を3つ挙げます。
(注:急ごうとしている理由としての根拠となる記事/これは消えるので)
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奄美の動物襲うネコ捕獲へ 引き受け手なければ安楽死
外尾誠
2018年2月22日10時03分 朝日新聞デジタル
 奄美大島の希少動物を襲う野生化した猫(ノネコ)の管理計画案を環境省と鹿児島県、島内5市町村が策定した。山中の猫を捕獲し、1週間ほど譲渡先を探しながら一時飼育。引き受け手がなければ安楽死させる内容。20日から各役場の窓口やウェブサイトで公開し、地元住民の意見を2週間募った上で計画を決定、新年度から捕獲を始める。
 計画期間は今年4月から10年間。環境省が年間300~360匹を目標に捕獲して効果も調べ、5市町村で作る「奄美大島ねこ対策協議会」が一時収容施設での飼育や譲渡、安楽死などの運営を担う。施設は奄美市の旧大島工業高の建物(鉄筋2階建て)を改修する予定で、一度に収容できるのは最大50匹。捕獲した猫は健康状態を検査するなどした後、希望者への譲渡に努め、引き受け手がいない場合は薬剤注射で安楽死させる。首輪など飼い猫の可能性がある場合は、5市町村の役場の掲示板に写真や特徴などを公示する。島内では飼い猫の登録や所有者を判別させるマイクロチップの埋め込みが義務化されている。捕獲と同時にノネコのもとになる野良猫を減らす取り組みも引き続き進める。
 奄美大島では、猫のかみ跡がある死骸や猫のふんの分析、自動撮影カメラによる映像などから、国の特別天然記念物アマミノクロウサギやケナガネズミなどが襲われる被害が判明。希少動物の生息域にいるノネコを捕獲する必要性が指摘され、同省などは自然保護関係者や猫の愛護団体などの意見を聴きながら、計画策定の準備を進めてきた。徳之島では2014年12月から、同省がノネコの捕獲を進めている。
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1. 猫の殺処分で希少種は守れない 
 奄美大島とその周辺の島は、世界自然遺産の候補地です。アマミノクロウサギやヤンバルクイナといった希少種が生息しているためです。環境省は、人間に捨てられた猫が希少種を捕食する。世界遺産になれない。との理由で、猫の殺処分計画作成に入りました。猫がアマミノクロウサギを捕食する光景などを公表し、「このままでは猫のせいで希少種が絶滅してしまう」と殺処分を正当化しようとしています。
しかし、
●環境省の調査によると、2016年に断定できたアマミノクロウサギの死因は100%交通事故でした。同省が発表した2000年~2013年の死因調査 を見ても、クロウサギの死因のうち、犬や猫に捕食されたと断定された割合は数%に過ぎません。
環境省が発表した調査報告・・・こちらではなく、奄美大島におけるアマミノクロウサギ Pentalagus furnessi のロードキル(PDF)ですね・・・より、うーん・・・どちらも100%交通事故じゃないですね・・・。よく言ってほぼです。)

【関連報道から】
●世界自然遺産登録に向けたIUCN(国際自然保護連合)の調査を来月に控え、国の特別天然記念物アマミノクロウサギが交通事故に遭い死亡するロードキル(輪禍被害)の発生件数が、すでに昨年一年間の件数と同数になったことが判明した。同センターの木元侑菜自然保護官補佐は「これまでクロウサギの生息が少ない場所や、確認されていなかった場所の道路上にもクロウサギが出現している。集落周辺の道路に出現するケースも確認されている」。(奄美新聞2017.9.22)
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クロウサギ輪禍 すでに昨年に並ぶ
2017年9月22日 奄美新聞
http://amamishimbun.co.jp/2017/09/22/2107/
奄美大島は上回る
夜間の運転注意呼びかけ
 
 世界自然遺産登録に向けたIUCN(国際自然保護連合)の調査を来月に控え、国の特別天然記念物アマミノクロウサギが交通事故に遭い死亡するロードキル(輪禍被害)の発生件数が、すでに昨年一年間の件数と同数になったことが判明した。環境省奄美野生生物保護センターのまとめによると発生件数は25件(9月21日現在)。同センターは、これから冬にかけてクロウサギの繁殖期になるとして夜間の運転注意などを呼び掛けている。
 
 今年4月以降のクロウサギの交通事故の被害件数は、4~9月12件は昨年と同数で推移。1月からの合計は25件で昨年に並んだ。島別の内訳は奄美大島18件、徳之島7件で、奄美大島の発生件数は9月段階で昨年一年間の発生件数17件を超えている。
 
 奄美大島の被害件数が増えていることについて、同センターの木元侑菜自然保護官補佐は「これまでクロウサギの生息が少ない場所や、確認されていなかった場所の道路上にもクロウサギが出現している。集落周辺の道路に出現するケースも確認されている」と推察。減速しにくいカーブの多い道路や林道での事故が後を絶たないとして、「人にも動物にも安全な運転を心がけましょう」と呼び掛ける。
 
 被害防止のために、▽夜間の道路での運転に十分気をつける▽万一事故を起こしても故意でなければ罪には問われない▽ケガや死亡したクロウサギなど見つけた場合センター(℡0997―55―8620)へ連絡する(24時間対応)―を示唆。「夜間は道路上にクロウサギをはじめ多くの野生動物が出てくるので、見通しのきかない林道やスピードの出やすい道路などでは運転に特に注意を払ってほしい」とした。
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2. すぐ近くの徳之島で猫を殺さずアマミノクロウサギを増やした「事例(徳之島ごとさくらねこTNRプロジェクト実施報告書)」がある
 奄美大島に近い徳之島では公益財団法人どうぶつ基金と地元3町が、猫の繁殖防止策として、殺さずに不妊手術して元の場所に戻すTNRという取り組みを約1年にわたり実施。全島に住む猫の70%が不妊手術済みの「さくらねこ」となった一方、アマミノクロウサギの生息数は増加し、生息域は東京ドーム210個分も広がりました。
(※その後2016年度末までに95%以上の猫が不妊手術済になりました。 徳之島ごとさくらねこTNR最新報告 参照
 
●事業開始時に推定された徳之島に生息する猫の数  
3000頭強 
不妊手術を行った猫の数
徳之島ごとさくらねこTNR  2,136頭 (2014.11-2016.1)
地方創生加速化交付金         941頭 (2016.4-2017.3)
環境省                108頭 (2016.3まで  クロウサギ生息域の猫)
合計            3,185頭
徳之島では3町の2017年度予算でTNRが継続されている。
 
猫によるアマミノクロウサギの捕食被害が2016年にゼロになり、クロウサギの生息域が大幅に拡大したことは、大きな成果と言えます。今回の成功の最大の要因は不妊手術のスピードです。どうぶつ基金、地元行政、環境省の3者で、2年程度の間に推定生息数のほとんどを一気に不妊手術した効果は絶大でした。なお、TNRの効果に関しては、以下のような論文も書かれています。
適切なTNRは野良猫・ノネコを減らす。
 
 私たちはこの徳之島モデルを、奄美大島でも適用できると確信しています。
 
徳之島・天城町の大久幸助町長コメント
 アマミノクロウサギを猫が食する問題があり、どうしようか、という時に、どうぶつ基金がご協力いただけるとお伺いし、昨年からお世話になっているわけですが、大変効果が出てまいりました。
 徳之島ではこのようなことが進められているのに奄美大島ではなんとかならないかと先日の新聞にも書かれていたようです。今までに、1,976頭の手術が終わり、あと、残っている猫をすべて終えると、世界自然遺産も大きな課題の山を越えるのではないかなと思っております。(2015年11月9日 天城町役場にて)。
 
【関連報道の一部】
●徳之島のアマミノクロウサギ守れ 猫3千匹全て不妊去勢へ 鹿児島
  鹿児島県・徳之島に生息する国の特別天然記念物アマミノクロウサギを野良猫から守るため、島内の猫3千匹全てを不妊去勢するプロジェクトが進む。元伊仙町環境課職員の美延治郷さん(60)は「何千匹も殺処分すれば、世界遺産の価値もなくなる」と述べた(産経ニュース 2016.4.15)。徳之島のクロウサギ守れ 猫3千匹全て不妊去勢へ 鹿児島
 
【奄美大島周辺の生態系について】
 猫は奄美や徳之島、沖縄県に9世紀ごろ上陸したと考えられています。マングースは1979年に数十匹が奄美に持ち込まれ瞬く間に数万匹に増えた新米外来種ですから、生態系に異変を与えたと想像できますが、猫は違います。
 アマミノクロウサギが絶滅の危機に瀕している原因は、土地、道路開発や交通事故、あるいは学者がきちんと検証せずに奄美大島のハブ対策として放ったマングースによる人災であって、猫が原因ではないと考えるのが妥当です。
 イエネコの起源は地中海の東に浮かぶキプロス島です。約1万年前に島を出て、何代にもわたる旅の終着点が沖縄や奄美、徳之島だったのでしょう。そこで1000年も人と共に生き、すっかり生態系の中に組み込まれた彼らを突然殺せとは、あまりに非科学的で非人道的です。
 
3. 安易な殺処分はユネスコの理念と逆行
 世界自然遺産の登録を行うユネスコは「多様性の尊重」「非排他性」「人の心の中に平和のとりでを築く」を理念としています。しかし、「世界遺産登録のために猫を大量に殺処分する」ことは無意味なだけでなく、ユネスコの理念とも完全に逆行します。
 猫とアマミノクロウサギとの共生を図るため徳之島で行われてきたTNR活動は、ユネスコの理念に沿ったもので世界遺産登録を後押ししたと確信しています。しかし、沖縄や奄美大島で猫の拙速な大量殺処分が行われれば国際社会の反発を招き、登録申請が却下されかねません。そうすれば、地元自治体やどうぶつ基金などが進めてきた過去の努力が、完全に台無しになります。
以上の理由から私たちは
 奄美大島、沖縄県で徳之島モデル(島ごとさくらねこTNRと希少種生息域での猫の保護)を行って猫を殺さずに希少種を守り、世界自然遺産登録を成功させるよう求めます。
 
呼びかけ人
 NPO法人ゴールゼロ、Hope to LifeチームZERO、琉球わんにゃんゆいまーる([構成団体]おきなわワンニャンの会ミュウ/わんにゃんサポート沖縄/SmilePaws/TSUNAGUOKINAWA)、山口獣医科病院、泉悦子(映画監督:みんな生きている飼い主のいない猫と暮らして) NPO法人動物たちを守る会ケルビム、NPO法人ワン′sパートナーの会
署名提出先
環境大臣、ユネスコ(公益社団法人日本ユネスコ協会連盟)、IUCN(ユネスコの諮問機関)、沖縄県知事、鹿児島県知事、奄美市(奄美大島5市町の代表として)、大島郡龍郷町、徳之島三町ネコ対策協議会、外来ネコ問題研究会(猫の殺処分を要望しているグループ)

 

 

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