人気のカワウソは絶滅寸前の希少動物と知ってる?~販売状況調査 出所不明確な取引明らかに | Just One of Those Things

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科学オタクの主婦が危機感から一人でこねまくる危機管理シリーズ。

NHKニュースをきっかけに、たまたま調べると、えらいこって・・・の状態で・・・。危機管理シリーズになりました。

 

≪まずはじめに≫

カワウソは、実は絶滅寸前の希少動物!カワウソの生態や現状について

上記にカワウソについての情報がすべて書いてあります。

 

≪切っ掛けとなった報道≫

NHKのニュースで知りましたが、この当時は、WWFはやっと法律で対応団体でなく、現実的な活動をするようになったのかと感心したわけではありますが・・・。その報道が下記です。

 

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人気のカワウソ 初の販売状況調査 出所不明確な取引明らかに
2018年10月19日 18時04分 NHK
 
国内でペットとしての人気が高まる一方、密輸が問題となっているカワウソをめぐり、国際的な環境NGOが初めて国内での販売状況を調査した結果、出所が明確に示されないまま取り引きされている実態が明らかになりました。
 
カワウソはここ数年、ペットとしての人気が高まり、80万円から160万円余りと高値で取り引きされていますが、タイやインドネシアからの密輸が摘発されるケースが急増しています。
 
環境保護に取り組むNGOのWWFジャパンは、日本の国内でのカワウソの販売の実態を初めて調査し、19日に結果を公表しました。
 
それによりますと、2011年からことしにかけて国内のペット店やインターネット上で、12の業者によって合わせて85匹のカワウソが販売され、その多くは生後1年未満でした。
 
特に、約34%にあたる29匹はその出所が不明で、「日本国内で繁殖した」とされる個体も証明する書類は示されなかったということです。
 
経済産業省によりますと、外国から日本向けの輸出を許可した数と税関で実際に輸入された数に食い違いがあるということで、WWFは、密輸された個体を合法的なものとして装った可能性もあると指摘しています。
 
WWFは19日の会見で「不透明な取引が密輸を助長している」と述べ、国内取引の規制を強化したり、流通経路を追跡したりできる仕組みを作るよう日本政府に提言したことを明らかにしました。
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で・・・。これについて調べてみることにしました。

 

≪WWFのカワウソについてのもの≫

日本への密輸も発覚 カワウソの違法取引問題 |WWF

カワウソブームの裏で |WWFジャパン

カワウソ可愛い!その声に隠れた現実 |WWFジャパン

何が問題?カワウソ10匹の国外持ち出し |WWFジャパン

空前のカワウソブーム!マスメディアとSNSの情報発信が需要の引き金に

 

で・・・。気になるレッドリストですが・・・。カワウソについてのものは下記で見ることができます。

カワウソは、実は絶滅寸前の希少動物!カワウソの生態や現状について

 

≪レッドリスト≫

レッドリストについて |WWFジャパン

上記は詳しく分類を説明しています。

レッドリストについてに関する記事 |WWFジャパン

上記は一覧です。需要がまだあるのか、象牙の密輸疑いで販売業者が逮捕されてますね・・・。象牙いらないって。

環境省_環境省レッドリスト2017の公表について

国内のレッドリストです。

レッドデータブック・レッドリスト

毎年更新されているデータブックです。

 

≪ここ最近のレッドリストの流れを見てみる≫

パンダが「危急種」に レッドリストの最新版が公開(2016/09/05)
上記より、要点だけ抜粋。

【新しく発表されたレッドリストに「絶滅危機種(Threatened species)」として掲載された世界の野生生物は、2万3,928種。
2015年の更新時の2万3,250種から600種以上が増えた結果となりました。】

【乱獲や密猟による脅威が増加

今回、注目された点の一つは、アフリカ東部に生息する、ヒガシゴリラ(Gorilla beringei)の危機レベルが「EN(絶滅危惧種)」から「CR(近絶滅種)」にランクアップされたことです。
危機の主因は密猟。最新の総個体数は、5,000頭未満と報告されています。】
【ハワイの外来生物の脅威】

【ジャイアントパンダの危機レベルが減少】
世界の絶滅危機種2万5,821種に 2017年版レッドリスト発表される

(2017/12/06)

より、要点だけを抜粋。

【この最新版のリストで、絶滅のおそれが高いとされる3つのランク(CR、EN、VU)に記載された野生生物は、2万5,821種。この中には、野生のイネや、温暖化の影響が心配されるシロフクロウなどが含まれています。】

【今回の最新版のリストでは、9万1,523種の動植物や菌類などを評価し、そのうち2万5,821種を、特に絶滅のおそれの高い「絶滅危機種(CR、EN、VUの3ランク)」として掲載しました。
これは、2016年9月時点の2万3,928種を大幅に上回る結果です。】

【新たに加えられた野生生物を代表する例としては、野生のイネ(5種)、そして同じく野生のヤムイモ類(17種)があります。
これらの野生植物は、イネやムギ、作物としてのヤムイモなど、世界中で利用され、食を支えている農作物の原種となった植物ですが、少なからぬ種について、野生の状態での存続が危ぶまれています。】

【危機の主な原因は、森林伐採や都市の拡大、農地や牧場の開発など。
この発表にあたりIUCNは、穀物や野菜の原種にあたるこうした野生の植物が、作物としてのイネやムギ、ヤムイモなどに、遺伝子的な多様性を与え、干ばつや病害虫への抵抗性をもたらす貴重な存在であることを指摘。】
【注目される「食」そして「地球温暖化」
この「食」をめぐる視点の背景には、地球温暖化による世界的な気候の変動問題がありあます。
今後、干ばつや大雨、塩害など、異常気象による影響さらに増加し、それまでその地域で育っていた作物が育ちにくくなった時、こうした環境変化に対し、より耐性や適応力を持った作物が求められることになります。
そうした作物に新しい可能性を拓くためには、きわめて多様性に富んだ野生の植物に頼るほかありません。
食に通じる野生植物の危機は、そのまま人類の危機にも通じる問題といえます。】

【地球温暖化については、他にも直接的な影響を受けている野生生物が、今回あらたに絶滅危機種のリストに加えられました。
たとえば、オーストラリア西部に生息する有袋類ニシリングテイルポッサムの一種(Pseudocheirus occidentalis)は、この10年間で個体数が8割も減少し、一気に絶滅の危機が高まりました。原因は、主食である野生のミントが異常乾燥により減少したこと。
この他にも、都市開発や、外来生物のアカギツネ、ノネコなどの影響も受けていると考えられています。
さらに、これまでは絶滅のおそれが指摘されてこなかったシロフクロウも、今回絶滅危機種として「VU(Vulnerable:危急種)」にランクされました。】
想定内です・・・。だから、会員やめる前に、「法律だけではだめで、物理を知って抑えていくのも大事です。科学的知見も必要で、研究結果やデータと照らし合わせて、現実に即した対応策を練って、代替案も出していかないと、対応できない」って再々連絡しましたが、打て会わなかったでしょ。あなた方が推薦していた『デイ・アフター・トゥモロー』も観てみたら科学的に妥当と言えるものではなかったし(主人は物理上あり得ないと怒っていた)、『不都合な真実』も科学的に妥当と言えるものでないし(主人もこのデータがおかしいといってたし、仮に妥当ならネイチャーが取り上げる)、対処法が間違うと、改善されないまま、更に厄介なことになったりするわけです。

 

 

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