身近な防災について考察する。 | Just One of Those Things

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科学オタクの主婦が危機感から一人でこねまくっても何にもならないとは思いますが、現在、私が自分で勝手に自身に課してます、危機管理シリーズ―データ編。 リサーチしている中で見つけたハザードマップで調べたら現在住んでいる家や避難所が浸水することがわかり、それを町内会に報告した結果、私が防災安全課に電話して避難所が浸水することなどについて話し合わないといけないくなりましました。
 

間が空いたので、簡単に説明します。平成30年7月豪雨の災害時、「国土交通省ハザードマップポータルサイト」で自宅と避難所を調べたところ、自宅が5~10m浸水、避難所が3~5mと出ました。これでは、たとえ避難できたとしても、氾濫などで水が攻めてくれば、避難している場所から、安全な場所へ移動するには、体の不自由な方や高齢者の方は特に間に合わずに被害に遇う可能性が非常に高い・・・(水は量が多くなるほど、速さと力がでてくるので)。ということで、避難場所を変える必要があることを町内会へ報告したところ、対策本部と同じところだから場所は変えられない、と、わけのわからない返答が・・・(苦笑)。で、防災安全課に連絡してくれ、と言われたわけですが・・・。

 

単身赴任中の主人がお盆で帰ってきたとき、「なんで、おまえがせんといけんと!」やら「なんでいらんことをする!」と怒られるのを承知で、軽く打ち明けたところ、「何を根拠にその浸水?」「ハザードマップの担当者が責任逃れでいい加減に作った可能性がある」「それが本当なら、防波堤を25mにして、都市開発自体をやり直さなければならなくなる。速やかに対処するように言え」等々言われました。

 

「災害が起きそうなときはポンプで対応している。すぐ近くの防波堤が3m。川は広く整備されている。新幹線の橋梁が5m。どう考えてもおかしいだろう」とも、さらに突っ込まれましたが・・・。とどめは、「あの避難所は市内でも一番大きい小学校だけど、周囲の住民全ては入れきれないよ」と、そして「対策本部をそんなところに立てても機能できない」とまで言われ、まぁ、何という突っ込みどころ満載なんでしょう。今まではデータ集めと取り上げることで手が一杯だったので、そこまで頭が回らず・・・。主人に「こう言えば、相手は何も言えないだろう」と言われても、明らかにただの主婦が言いそうな言葉ではないですし。今度はこれらをまとめて整理したうえで、電話時に言わないと(苦笑)。

 

義理の妹も職業上詳しいのですが、あきれ果てたのか、この話の相手をしてもらえませんでした(苦笑)。

 

で、状況を知らないと、対応できないと思うので、実質どうなのか、調べてみました。

 

 

■施策1 災害に強い防災基盤の整備
 

● 現状と課題
 

①自然災害の被害を受けてきた過去の経験から、災害を未然に防ぐため防災施設の整備 を積極的に推進しています。 特に、市街地の中央を流れる川内川においては、まちづくりと一体となった川内市街 部河川改修事業が継続的に展開されているほか、住宅地等を浸水被害から守るためのポ ンプ施設が整備されています。また、津波発生を想定した現在地の標高や避難先を知ら せる看板設置・避難所等の整備が行われ、山間地域やがけ等に近接した住宅地などにお いては、治山及び砂防事業並びに急傾斜地崩壊対策事業が実施されています。加えて、 防災情報の伝達手段として、デジタル波※1による防災行政無線を整備したほか、全世帯 に戸別受信機を設置しています。 これまでの取組により、防災に関しては一定程度の施設整備が整いつつありますが、 河川改修については、中長期的なまちづくりの観点に立って引き続き促進するとともに、 ゲリラ豪雨など局地的で特異な災害発生に備えた防災施設の機能充実や、良好な避難所 生活を可能とする環境整備など、多様化する災害に柔軟に対応するための備えが求めら れています。
 

②同時に、既存の防災施設を適切に維持・更新することに加え、急傾斜地などの災害危 険箇所の解消対策を講じていく必要があります。
 

● 施策の方向性 

 

①防災施設等の整備

 

◇川内川の氾濫を防ぐため、川内市街部河川改修事業により右岸大小路地区での引堤 工事を継続して実施するとともに、左岸天辰地区での土地区画整理事業と一体的な事 業化を促進します。また、市内における危険箇所の河川改修を促進します。

 

 ◇市街地における浸水被害を防止するため、内水排除施設の整備を促進し、都市下水 路や排水施設の適切な維持管理に努めます。 ◇災害時の緊急輸送路となる県道・市道等の改良や整備を推進します。 

 

◇津波発生時の効率的な避難を図るため、身近な避難路の整備を推進します。

 

 ◇避難所における情報の収集・発信、物資やトイレ等の生活環境の整備など、防災機 能を強化します。
 

②予防対策事業の推進

 

◇がけ崩れ・土石流・地すべりなどの土砂災害を防止するため、災害危険箇所の把握 や急傾斜地崩壊対策事業などによる未然防止、がけ地近接住宅の移転を促進します。

 

5-7 防災の方針 「マスタープラン」より

 

■河川流域における洪水対策や低平地部等での浸水対策
 

○一級河川川内川をはじめとする本市の河川流域においては、計画的に洪水対策や水防活動の強化を図ります。

 

 ○低平地である市街地においては、大雨や台風等の局地的な集中豪雨時の速やかな内水排除※38のため、排水処理施設の整備と長寿命化対策等の実施による適正な維持・管理を行い、浸水対策の推
進を図ります。
 

○防災を視野に入れた土地利用や建築基準法の規制により、災害発生の未然防止や被災時の被害軽減に努め、都市的土地利用及び各種防災事業との整合を図りつつ、水害に強い安全・安心な住環境の確保に努めます。
 

○河川の治水・排水機能の確保などの基本的な都市基盤の整備に加え、適正な土地利用の誘導によ
り、森林や農地の保水・遊水機能を確保し、浸水被害の防止に努めます。
 
■災害時の避難経路や避難場所の安全性の確保
 

○大雨や台風による水害や地震、津波、火災、原子力災害など災害時における市民の安全・安心を確保するため、避難所、小・中学校や地域運動場、公園などを中心とした避難場所の安全性の確保と避難路の整備、案内誘導の充実を図ることにより、避難困難地区の解消と避難者の安全確保に努めます。

 

 ○災害時における避難路、ライフライン※39の確保に努めるとともに、防災拠点となる公共施設等の安全性の確保とユニバーサルデザインの考え方による施設の充実を図ります。

 

 ○緊急輸送道路の沿道の建築物及び災害時要配慮者※40等が利用する建築物のほか、一般住宅等についても、必要に応じて耐震改修の促進を図ります。

 

 ○地域防災計画との整合を図りつつ、土砂災害特別警戒区域※41等の自然災害のおそれの高い土地からの住宅の移転を促進し住民の安全の確保に努めます。


○防災無線や衛星電話等の情報発信手段・システムの整備充実を図り、関係機関との危機管理体制の連携強化を進め、災害時における迅速な情報発信と災害対応に努めます。

 

 ○川内川流域の浸水想定区域や土砂災害危険箇所※42 等については、ハザードマップ※43 の周知によ る防災意識の向上を図るとともに、自主防災組織※44 や地域住民の自助・共助※45 による避難活動など、様々な災害に備えた自主的な防災への取組みの支援を推進します。


○街路灯や防犯灯及び防犯カメラの設置・支援を進め、夜間も安心して歩行できる道路空間の創出を図るとともに、道路線形の改良や見通しの良い公園などの公共施設整備などにより、犯罪に強いまちづくりを図ります。 

 

2-3-4 下水道,河川整備の方針 

 

(2)身近な自然環境として市民の心に映る河川空間の保全と利活用 

 

《川内都市計画区域》

 

 ○一級河川川内川をはじめとする本市の河川流域においては,計画的に洪水対策や水防活動の強化を進めるとともに,特に一級河川川内川については,市街地中心を流れる利点を活かして住民が水に親しむ空間,レクリエーション活動空間として川内川市街部改修と連携

した快適な河川空間の整備と利活用の促進を図ります。


○川内川市街部改修においては,“安全で親しみやすい川内川”を目指して住民参加のもと,以下に示す視点で“都市づくり”と一体となった整備の促進を図ります。
◆治水安全性の確保

◆生態系に配慮した魅力ある水辺環境整備
◆憩いとやすらぎのある人にやさしい河川空間の創出
◆ボートレース,野外活動などのイベントが盛んになる環境づくり
◆船が接岸できる施設の整備
 

○三堂川については,天辰第一地区土地区画整理事業と一体となった計画的で効率的な河川改修の促進を図ります。
 

○銀杏木川については,治水安全性の向上のため計画的な河川改修を進めるとともに,浄化導水事業による河川環境の改善や川沿いの歴史的資源が点在するまちなみと一体となった憩いの河川空間の形成に努めます。
 

○春田川については,浄化導水事業などによる河川環境の改善を進めるとともに,川内駅周辺地区土地区画整理事業に併せ,中心市街地の貴重な水辺空間として遊歩道や親水空間の整備を進め,水と緑のネットワークの形成に努めます。
 

○その他の河川については,都市化に伴う流域の保水・遊水機能の低下に起因する水害に対応するため,被害軽減対策を複合的に行う総合的な治水対策の促進を図るとともに,貴重な自然環境を活かし,生態系にも配慮した親水空間の形成に努めます。 

 

2-5 都市防災 「マスタープラン全体構想」より

 

災害の危険を軽減し,災害から住民の生活を防護し,安全な避難を可能とする,安全で安心して暮らせる都市の形成を目指します。
 
(1)安全で安心して暮らせる災害や犯罪に強い都市づくりの推進 

 

○建物が密集した市街地や都市施設の少ない地区においては,緊急時の避難の安全性確保や救助・救急活動を支援する適正な道路や公園などの公共空地の配置に努めます。
 

○防災を視野に入れた土地利用や建築基準法の規制により,災害発生の未然防止や被災時の被害軽減に努めます。また,都市的土地利用及び各種防災事業との整合を図りながら,水害に強い安全・安心な住環境を確保します。
 

○大雨や台風による水害や火災,原子力災害など災害時における市民の安全・安心を確保するため,小・中学校や地域運動場,公園などを中心とした避難場所の安全性を確保するとともに,新たな避難場所や避難経路の整備,案内誘導の充実を図ることにより,避難者の安全
確保や避難困難地区の解消に努めます。
 

○地域防災計画との整合を図りつつ,砂防指定地や急傾斜地崩壊危険箇所については,保水機能など治山・治水に結びつく防災上重要な役割を果たす緑地であることから,市街化の抑制を図り,積極的に保全して機能の維持に努めます。また,地域防災計画に従い,国・県と一体となり地滑りや土石流の発生防止など,治山・治水事業による危険箇所の改修を進めます。
 

○災害時における避難地,避難路,ライフラインの確保を図るとともに,防災拠点となる公共施設の耐震性確保に努めます。
 

○河川の治水・排水機能の確保などの基本的な都市基盤の整備に加え,適正な土地利用の誘導を図ることにより,森林や農地の保水・遊水機能を確保し,浸水被害の防止に努めます。
 

○災害時における情報通信システム・機械などの整備充実に努めるとともに,関係機関との連絡体制の充実など,危機管理体制の強化により迅速な災害対応を図ります。
 

○街路灯や防犯灯の設置,支援を進め,夜間も安心して歩行できる道路空間の創出に努めるとともに,道路線形の改良や死角のない公園などの公共施設整備などにより犯罪に強い都市づくりに努めます。
 

河川総務管理事業 事務事業より、市長のお言葉を抜粋

 

5 排水ポンプ車の追加配備について 当市については、台風や異常気象による豪雨時に冠水箇所が点在し ますが、このような同時多発する内水被害に対処するため、天辰地域 で絶大な効果を発揮した排水ポンプ車、2台の追加配備をお願いしま す。
 

 

近くに設置されている排水ポンプの写真は見ましたが、とれぐらいの容量か記載がないのでわからないですねぇ・・・。

 

これらの資料を見ましたが、自宅周辺と避難場所が浸水する図になっていました。浸水すれば、避難者と対策本部が自衛隊に救出されるという日が来るのは、夢ではないかもしれません。避難場所に指定されている学校は、生徒数は大きく見積もっても860人。体育館は選挙の時に行きましたが、私の町内会の人たちだけでいっぱいの状態で、後はあぶれるので、校舎内になるでしょうが、それを入れてもあぶれるので、これは、ほとんど避難所が整っていない京都と同じ状態と言えます。

 

んー。突っ込みどころが満載なのですが・・・(苦笑)

 

これまで危機管理シリーズが挙げられなかったのは、ほぼデータは上げっ切っており、このように、手の込むものだったので、挙げる時間がないから、が、理由でした。ちなみに、この記事は、極めて個人的なものなので、危機管理シリーズのまとめにはリンクを張りません。

 

こうやって、捏ねていますが、もし今水災害が起れば、避難所ではなく、主人の実家へ猫を連れて避難します。このように捏ねているのは、水災害の被害者を最小限に抑えたいからです。

 

 

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