気候科学: 長期的な地球温暖化の見積もりを絞り込む | Just One of Those Things

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Let's call the whole thing off

昨日に引き続き、今年は行って3号目のネイチャーの今週号のハイライトより。

 

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気候科学: 長期的な地球温暖化の見積もりを絞り込む
Nature 553, 7688  
2018年1月18日
     

平衡気候感度(ECS)は、瞬時に倍増した大気中の二酸化炭素濃度に応答して生じると予測される、全球の平均地上気温の長期的な変化である。ECSは本質的に人工的な指標であるが、それにもかかわらず気候モデルを比較する際の重要な手段であり、政策的な議論において重要である。最小と最大の気温変動予測に対する現実の気候システムの応答は、根本的に異なる政策オプションにつながるため、ECSの見積もりの範囲は一見すると扱いが困難で、政策の策定が複雑化する。今回P Coxたちは、観測される気候変動をシミュレートできることを利用して、気候モデルを絞り込み、ECSの中央推定値が2.8°Cで現行の見積もりの中央から下端にあり、その範囲は2.2~3.4°Cであると結論付けている。重要なのは、今回の手法によって、4.5°Cを上回るか1.5°Cを下回るECSの見積もりがほぼ除外されることである。


Letter p.319
News & Views p.288
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この論文は、地球温暖化に敏感になっているネイチャーなので、当然、ネイチャーのニュースにも取り上げられました。

 

温暖化を食い止めようと声を上げているのは、ゴア氏だけでなく、ネイチャーも声を上げてきました。

 

15年ほど前のネイチャーの報告の論文で、南極の氷が崩壊している写真を表紙にして、温暖化に恐怖している研究者たちの声が大々的に取り上げられましたが、それ以降も、温暖化対策の声を挙げたり、ある国のエネルギー政策を恐怖し声を上げているニュースなども取り上げられています。

 

トランプ氏が何と言おうとも、研究費を削られてもネイチャー陣は諦めずに、研究を続けています。

 

人為的な地球温暖化は嘘ではなく、科学からみた本当の現象です。

 

 

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