生態学: 保全のコスト | Just One of Those Things

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Let's call the whole thing off

昨日に引き続き、Natureの今週号のハイライトより。

 

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生態学: 保全のコスト
Nature 551, 7680   
2017年11月16日     


保全への財政投資は、支出を増加させた場合の利益に関する不確かさによって阻まれることが多い。今回A Waldronたちは、「生物の多様性に関する条約」に署名した109か国における1996~2008年の生物多様性保全向け支出の効果を評価した。その結果、この期間の保全支出は、生物多様性喪失を1か国当たり29%(中央値)軽減させたことが明らかになった。また、特定の保全目標の達成に必要な資金額が、社会経済学的な圧力とともに増加することも分かった。著者たちは、人間開発の圧力と保全資金拠出の影響を考慮に入れて生物多様性の喪失を予測するモデルを開発し、このモデルが、「生物の多様性に関する条約」およびさらに幅広い国連の「持続可能な開発目標」で提示されている特定の生物多様性政策目標を達成するために各国で必要となる資金額の予測に役立つだろうと述べている。


News & Views p.309
Letter p.364
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この論文は、Natureのニュースにも取り上げられました。

 

かつてWWFに募金し続けていましたが、やり方が現実的ではないので文句を言って、会員を辞めた過去がありますが、最低限ここまで現実的に見据えて実行に移さなければ、実になりません。

 

保全も大切ですが、外来種対策も必要になっている今日この頃です。

 

 

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