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他人のiPS細胞の移植、遺伝子改変で拒絶反応抑制 京大 
2017/8/25 1:00 日本経済新聞

 

 京都大の河本宏教授の研究チームは、他人のiPS細胞から作った組織を患者に移植する際に起こる拒絶反応を回避する手法を開発した。iPS細胞の遺伝子を操作し、異物とみなして攻撃する免疫の働きを抑える。

 

 備蓄したiPS細胞を利用した再生医療の進歩につながる研究成果で、米科学誌ステムセル・リポーツ(電子版)に25日掲載される。

 

 研究チームはiPS細胞から作った血管の細胞を使い、拒絶反応に関係するナチュラルキラー細胞(NK細胞)の働きを調べた。

 

 免疫細胞はたんぱく質「HLA」を目印に自分の細胞と異物を見分けている。血管の細胞のHLAに「C1」と「C2」という遺伝子が含まれると、NK細胞は異物とみなさないことがわかった。C1だけだとNK細胞は攻撃したが、iPS細胞にC1、C2の両方を組み込むと、拒絶反応を回避できた。

 

 再生医療を受ける患者本人の細胞からiPS細胞を作ると、拒絶反応は起きないが、準備に時間がかかり費用もかさむ。このため、他人のiPS細胞を備蓄して必要なときに供給する体制づくりが進んでいる。現在はHLAのタイプを調べ、拒絶反応を起こしにくい人から細胞の提供を受けている。河本教授は「再生医療を進めるうえで大きな課題を解決できる一歩だ」と話す。

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更に、再生医療が加速しそうです。

 

このメカニズムを応用した報告が今後出てくるかもしれません。

 

 

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