昨日に引き続き、Natureの今週号のハイライトより。
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免疫学: ドーパミンが免疫応答を促進する
Nature 547, 7663
2017年7月20日
今回C Vinuesaたちは、胚中心での高親和性B細胞の成熟を支配する機構を研究した。彼らは、濾胞性ヘルパーT細胞の一部がドーパミンを含む有芯顆粒(こうした顆粒は通常、ニューロンのシナプス前終末に見られる)を持つことを明らかにし、ドーパミンがヒトB細胞に作用して、B細胞表面にICOSリガンドの発現を誘導できることを示している。これによりCD40Lのクラスタリングやシナプス結合が増強され、応答の促進が引き起こされる。この応答が迅速であるほど、急速に進化するウイルスが感染した場合に有利になるのかもしれない。
Article p.318
News & Views p.288
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この論文は、Natureのニュースにも取り上げられました。
新しい薬剤や治療法が見つかるかもしれません。