生物物理学: リボソームが自己を組み立てる仕組み | Just One of Those Things

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Let's call the whole thing off

Natureの今週号のハイライトより。

 

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生物物理学: リボソームが自己を組み立てる仕組み
Nature 547, 7663
2017年7月20日 


リボソームでは、少数のリボソームRNAが構造の骨格をなしており、一般に質量の大半を占めているが、この巨大分子複合体を完成させるには、他に数十ものリボソームタンパク質が必要となる。これらの構成要素は全て化学量論量だけ必要になるが、リボソームタンパク質の生成は非常に複雑で、それはリボソームが、自己の新たなコピーを作製するために必要なリボソームタンパク質全てを翻訳しなくてはならないからである。今回J Paulssonたちは、リボソームの特徴を数学的に解析し、それらがいかに自己触媒的な組み立てのために最適化されているかを説明している。例えば、リボソームタンパク質は、同じような長さの短いタンパク質が多数そろったときにその生成が最大になることが明らかになった。


Analysis p.293
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至って基礎科学の分野の研究ですが、あらゆる分野の研究において有用な論文となっております。

 

様々な分野で活用されると良いですね。

 

 

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