神経科学: 頭の向きを変えるニューロン | Just One of Those Things

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Let's call the whole thing off

続いてしまいましたが、新しいNatureの今週号のハイライトより。

 

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神経科学: 頭の向きを変えるニューロン
Nature 546, 7656
2017年6月1日

 

空間ナビゲーションの一部は、「頭方向ニューロン」に依存することが知られている。これらのニューロンは複数の動物種で体内コンパスのような働きをするが、こうした細胞の持続的な活動を生み出し、それを随時更新する神経回路は分かっていない。今回G Maimonたちは、ショウジョウバエ(Drosophila)が頭の向きを変えるとき、いつどれくらい向きを変えるべきかの回頭信号を発する、2つのタイプの上流ニューロンを発見した。P-EN1は頭の向きを変え始めるときにアクセルペダルのように働き、P-EN2は向きを変え終えたときにブレーキのように働く。一方、左右のP-ENニューロンの非対称度は頭の向きを変える速さを示す。これらの知見は、例えばアリ、ハナバチ、齧歯類などといった他の動物種で提唱されている空間的積算の演算モデルへの情報をもたらすだけでなく、一般的に脳がどのようにして一過的な入力を持続的な活動に積算するかを、神経科学的に理解する助けとなるだろう。


Article p.101
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神経科学でパズルが埋まるようになると良いですね。

 

さて、先週号が取り上げられる量が多かったのに対し、今週号は医療関係の報告も無く、取り上げられる少ないです。

 

その分、先週取り上げられなかったものを取り上げていくとします。

 

そういえば、日経グッディの記事もしばらく長い間取り上げていませんね^^;

 

 

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