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取り上げるのが遅くなってしまいました。

 

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東レ、がん治療薬に本格参入 米仏で治験 
2017/2/28 2:01日本経済新聞 電子版

 

東レはがん治療薬に本格参入する。がん細胞の目印となるたんぱく質に結合し、がん細胞を攻撃する新薬候補を開発。3月に米国とフランスで臨床試験(治験)に入り、2022年ごろの発売を目指す。医薬品の中で最も売上高の多いがん領域に足場を築くことで、現在は売上高の約3%しかない医療・医薬領域を新たな事業の柱に育てる。

 

米食品医薬品局(FDA)から治験開始の許可を得たことを受け、人に使った場合の副作用の有無などをみる第1段階に入る。米仏では医療機関の協力のもと、40人弱の症例数で安全性などを見極める。がん領域の開発薬の場合、製品として承認される確率は約5%という試算がある。

 

新薬の詳細は明らかにしていないが、目印のたんぱく質は10年ほど前に自社の研究者が発見。肺がんや乳がんなど16種類のがんに共通する新タイプとわかり、繊維や化学品で培った基礎研究のノウハウなどを用いて結合する物質を開発した。基礎研究や動物試験などで新薬はがん細胞を大幅に縮小させることを確認している。

 

東レは免疫、がん領域を医薬医療分野の重点分野に掲げ、新規事業としてのプロジェクトを本格的に立ち上げている。がん領域への本格参入で、医療医薬を繊維、化成品、炭素繊維に次ぐ事業にする考えだ。

世界の15年の医薬品は約100兆円の売上高があり、がん領域はその中でも最も多く約8兆円を占める。目印となるたんぱく質と結合する「抗体医薬品」はがん細胞などにピンポイントで働くため、通常の抗がん剤よりも副作用の軽減が期待されている。
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治験に成功して欲しいですね。

 

 

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