引き続き、Natureの今週のハイライトより。
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発生生物学: 生殖幹細胞の生存を調節
Nature 543, 7646
2017年3月23日
始原生殖細胞や精原幹細胞の生存には、RNA結合タンパク質のDND1が必要である。T Tuschlたちは今回、特定のmRNAで、DND1を誘導するモチーフを見いだしており、DND1の結合がCCR4–NOT複合体の誘導につながり、mRNAの分解を開始させることを明らかにしている。このモチーフを持つmRNAには、アポトーシスや多能性の調節因子が含まれる。著者たちは、分化中の転写遺伝子発現の変化によって起こる発生の推移は、このクラスの転写産物のDND1を介した不安定化により促されると考えている。
Letter p.568
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この分野が解明されれば、更なるページが開かれます。
治療法なんかも変わっちゃうんじゃないでしょうか。
すごいことになりそうです。