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旭硝子が、欧州大手買収し、市場急拡大に挑みます。

 

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バイオで「創薬」、市場急拡大 旭硝子、欧州大手買収
2016年12月21日05時00分 朝日新聞デジタル

 
遺伝子組み換えや動物細胞などを使ってつくる「バイオ医薬品」に力を入れる企業が増えている。従来の薬では完治しにくい病気にも効果があるとされ、市場が急拡大しているからだ。旭硝子は20日、バイオ医薬品製造受託の欧州大手、CMCバイオロジックス(デンマーク)を買収すると発表した。

 

旭硝子は、バイオ医薬品の製造受託では国内売上高トップを誇る。CMCの全株式を投資会社などから約600億円で取得する。8月にはドイツの同業者を買収しており、欧米での事業拡大を図る考えだ。

 

CMCは従業員約530人で、米国にも2カ所の拠点がある。動物細胞を使ったバイオ医薬品のノウハウを持つことから、微生物の活用を得意とする旭硝子と補完効果があるという。島村琢哉社長は20日の記者会見で、「いよいよ機が熟した。バイオ医薬品を高収益事業に育てたい」と強調した。現在は数十億円の売上高を、2025年までに約500億円に伸ばす方針だ。


■5年でほぼ倍増

 

バイオ医薬品が注目されるのは、従来の薬ではコントロールしにくいがんなどに効くとされるからだ。高額の新型がん治療薬として注目された「オプジーボ」はその代表例。新薬大手はバイオに軸足を移しつつある。

 

最大手の武田薬品工業は昨年から、京都大iPS細胞研究所と共同研究を始めている。アステラス製薬は10月、ドイツのバイオ医薬品企業ガニメドを買収すると発表。胃がんや食道がんの新薬開発に取り組む方針で、アステラスの畑中好彦社長は「新たな薬を出していくためには、バイオ技術の活用は重要な手段の一つだ」と話す。

 

調査会社エバリュエートによると、バイオ医薬品の世界市場規模は16年が21兆円の見込みでこの5年でほぼ倍増している。今後も右肩上がりで、22年には34兆円に増えると予測する。

 

(西尾邦明、宮崎健)

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オプジーボでは効果が見られていない癌に効く新薬が出てくると良いですね。

 

 

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