引き続き、Natureの今週号のハイライトより。
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がん: SPNS2タンパク質は転移を調節する
Nature 541, 7635
2017年1月5日
腫瘍の転移性コロニー形成の多段階過程は、組織や全身の微小環境に影響される。今回D AdamsとA Speakたちの研究チームは、微小環境の調節因子を特定するための変異マウス系統を用いたスクリーニングで、SPNS2が肺でのコロニー形成の重要な仲介因子であることを明らかにしている。Spns2を欠失させると、ナチュラルキラー細胞とエフェクターT細胞による腫瘍細胞の殺傷が促され、マウスがんモデルで転移腫瘍量が減少した。
Letter p.233
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SPNS2タンパク質は転移を調節するというお題でした。
せっかくの癌研究、治療につなげたいものですね。