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増え続ける石炭火力に対し、環境省は苦言を何度も言ってきましたが、脱化石燃料社会を協議するようです。


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環境省、温暖化対策の有識者会議 脱化石燃料社会を協議
2015/9/15 23:49 日本経済新聞 電子版


 環境省は10月にも、温暖化ガスの排出を大幅に抑えた社会や経済のあり方を検討する有識者会議を設置する。政府は温暖化ガス削減の長期目標として、2050年時点で現在より80%の削減を目指している。長期目標の達成に向けて、石炭などの化石燃料に依存しない社会のあり方や再生可能エネルギーの普及策、省エネ策などを話し合う。


 新設する会議は日本学術会議の大西隆会長(豊橋技術科学大学学長)や経済学者で東大教授の伊藤元重氏ら学術界や経済界など様々な分野の専門家から構成する。10月中にも都内で初会合を開く。


 望月義夫環境相と大西氏は15日、環境省内で意見交換した。大西氏は会談後に取材に応じ「地球温暖化対策推進法を強化する際は、地方がやる気を出すような温暖化対策の計画を地域ごとにきめ細かく立てることが必要だ」と語った。

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石炭火力については、私が引越しで休んでいる中で何度か報道があり、現在稼動中の大型石炭火力が4件ありますが、建設予定の大型石炭火力が何社もあり、これについて、温室効果ガスを抑えるためにも止めてほしい(温暖化対策ができない)と苦言を言ったことが報道されていました。


その記事をすぐにあげられれば良いのですが、残してあるメールのどこにその記事が載っているのかがわからない状態なので大まかにバックボーンを取り上げてしまいました^^;


石炭火力はローコストで発電できるので、エネルギー産業では方々で手を出していますが、デメリットは、温暖効果ガスを出すことで、地球温暖化を加速させるという危険性があります。


10年ほど前の中国では国家戦力で大型化石火力発電所を作る計画をしていたことから、nature誌では「中国が地球滅亡へ導く」と科学者たちが恐怖に騒ぎ出していたことがありましたが、まさか日本が大型火力発電所に手を出すとは、思いもよらなかったです。


一般的には、原発の再稼動が危険だと思っている人が多いようですが、再稼動しなくても、燃料プールで使用済み燃料を冷却していなければならないので、動かしても動かさなくても危険度は変わりません。


総コストは温暖効果ガスをあまり発生させない最新の火力発電と原子力発電はそう変わらないそうです。


それよりも身近でもっとも危険なのは、化石火力発電で発生させる温暖効果ガスの増大で、海水の温度が上がり、大型台風や竜巻が増えたり、豪雨水害、干ばつなどにとどまらず、疫病や熱波などで人命に危機を及ぼしたり、食料が入手できないといった事態にも陥ります。


知らないことが一番恐ろしいですね。


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