リベリア エボラの終息を宣言 | Just One of Those Things

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西アフリカ3カ国の中で最も死者・感染者が多かったリベリアがエボラの終息を宣言しました。


ギニアでは去年の4月に終息ができませんでしたが、今回は、新たな死者・感染者が出なくて良かったですね。


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リベリアのエボラ出血熱、WHOが終息宣言
朝日新聞デジタル 5月9日(土)19時12分配信


 世界保健機関(WHO)は9日、西アフリカのリベリアでのエボラ出血熱の終息を宣言した。大流行した国のうちで最も多くの死者を出したが、終息の目安としている42日間、新たな感染者が確認されなかった。ただWHOは、再び感染が広がることを警戒。今年末までリベリアへの要員派遣などを続ける。


 WHOによると、リベリアでの死者は疑い例を含めて4716人、感染者は1万564人。サーリーフ大統領は9日、首都モンロビアで「国際社会から多くの支援が寄せられた。今後も警戒を続ける」と述べた。


 エボラ出血熱は2013年12月、ギニアで発生。西アフリカで大流行した。


 リベリアでは医療態勢が貧弱な上、治療にあたる医療従事者らに十分な装備が与えられなかったことから感染が拡大した。政府は昨年7月、感染拡大を防ぐため国境を封鎖。同8月には非常事態宣言や夜間外出禁止令を出して抑え込みをはかった。


 同10月以降、国際社会から医療装備などの支援が届けられたり、国外から医療従事者が治療に駆けつけたりしたことで、感染者数は徐々に減少。今年3月27日に最後の患者が死亡した後は、感染者の報告数がゼロになっていた。


 ギニアやシエラレオネでも、今月3日までの1週間の感染者の確認件数がそれぞれ9件で、以前よりも減っている。(モンロビア=三浦英之)

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ギニアやシエラレオネでも、終息に近づいていってほしいものです。


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リベリア、エボラ熱終息宣言=感染集中の西アフリカで節目―WHO
時事通信 5月9日(土)19時10分配信


【ベルリン時事】エボラ出血熱の感染が拡大してきた西アフリカ3カ国の一つ、リベリアについて、世界保健機関(WHO)は9日、流行が終息したと宣言した。最も多い4716人の死者(疑い含む)を出したリベリアでの感染がひとまず食い止められたことで、1年以上続いてきたエボラ熱への対応は節目を迎えた。


 リベリアでは、最後に感染が確認された死者が3月28日に埋葬された後、新たな感染が報告されないまま、警戒が必要な潜伏期間の倍の42日間が経過した。


 近隣のシエラレオネ、ギニアでも感染の勢いは衰えている。WHOは「(こうした傾向は)明るい材料だが、気を緩めないことが大切」と強調し、万全の対策を続ける方針を示している。 

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昨年のギニアが防げなかったので、ここで節目とするのはどうかなと思います。


まとめている報道がありましたので下記に示します。


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リベリアでエボラ終息…WHO宣言
読売新聞 5月9日(土)21時24分配信


【ジュネーブ=石黒穣】世界保健機関(WHO)は9日、エボラ出血熱が流行するギニア、シエラレオネ、リベリアの西アフリカ3か国のうち、リベリアで感染が終息したと宣言した。


 最後の患者が3月28日に埋葬されてから42日間、新たな感染者が確認されていないため。一時は感染が最も深刻だったリベリアでの終息は、封じ込め対策が効果を上げていることを示している。


 エボラ出血熱は、WHOが昨年3月にギニアで発生を確認して以降、西アフリカの感染者は2万6648人で、うち死者は1万1007人。このうちリベリアの感染者は1万564人、死者は4716人で、死者数では3か国で最大だ。リベリアでは昨年8~9月には毎週新たに300~400人の勢いで感染者が増えていた。


 WHOは、ウイルスの潜伏期間の21日間の2倍、新たな感染者が現れないことを流行終息を判断する基準としている。

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エボラ関連はこのブログで多く取り上げてきましたが、知らない方のために、経緯を示した報道も示しておきます。


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<エボラ熱>リベリアで終息宣言 主要感染拡大国で初
毎日新聞 5月9日(土)20時5分配信


 【ヨハネスブルク服部正法】世界保健機関(WHO)は9日、西アフリカで広がったエボラ出血熱感染で死者数の最も多いリベリアでの流行が終息したと宣言した。最後の感染者確認から42日が経過したことを受けての措置で、シエラレオネやギニアなど西アフリカの主要な感染拡大国での終息宣言は初めて。


 西アフリカでは初の感染拡大となった今回のエボラ熱流行は2013年12月にギニアで始まり、昨年3月にエボラ熱と確認された。WHOによると、死者数(疑い例を含む)は約1万1000人で、リベリアは最多の4716人となっている。首都モンロビアにも感染が広がり、医療施設の物資不足なども重なって爆発的に感染者が増え、サーリーフ大統領は昨年8月、非常事態宣言を発令した。


 エボラ熱の潜伏期間は最長21日で、WHOは潜伏期間の2倍の42日間、新たな感染例が出ない状態を終息の目安としている。他の感染拡大国のギニア、シエラレオネでは感染拡大は鈍化しているものの、引き続き感染例が報告されている。ロイター通信によると、「国境なき医師団」のリベリア担当幹部は「(感染拡大国の)3カ国全てで、42日間感染例なしを記録するまでは手綱を緩めることはできない」と話している。

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ギニアで発生してから1年と4ヶ月。


早く終息に向かって欲しいものですね。


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