度重なる医療問題 | Just One of Those Things

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Let's call the whole thing off

先日の「医師20人の資格取り消し 」より。


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厚労省、検証報告求める 聖マリアンナ医師の資格不正取得
2015/4/18 1:50


 聖マリアンナ医科大病院(川崎市)の医師が精神保健指定医資格を不正取得した問題で、厚生労働省は17日、経緯や今後の対応をまとめて23日までに報告するよう同病院側に求めたことを明らかにした。不正取得した医師11人のうち4人が患者を強制的に入院させる「措置入院」の判定に関わっていたことも分かった。


 厚労省は他の医療機関の指定医についても不正がないか調べる方針で、塩崎恭久厚労相は17日の閣議後の記者会見で「チェック体制を強化する」と表明。資格申請に必要な患者のリポートをデータベース化し、今回のような症例の使い回しを防ぐ対策を検討する考えを示した。


 一方、川崎市によると、資格を不正取得した医師11人のうち4人が、2010~14年度に患者4人の措置入院の判定に関わっていたほか、資格を取り消された指導医9人のうち5人が患者24人の判定に関与していた。同市は患者計28人の入院の判定が妥当だったかどうか検証する。〔共同〕

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そして、宮崎から福岡まで車で移動時に、しきりにニュースで流れていたのが下記の報道でした。


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肝移植、病院に中止要請へ 専門医団体「体制、問題」 神戸4人死亡
2015年4月18日05時00分 朝日新聞デジタル


 神戸市の専門病院で生体肝移植を受けた患者8人のうち4人が死亡した手術をめぐり、専門医でつくる日本肝移植研究会が、手術前の評価や病院の体制などに「問題があった」として、今後の移植手術の中止を求める方針を固めたことが17日、わかった。近く報告書をまとめ、厚生労働省に提出する。


 手術が行われたのは神戸国際フロンティアメディカルセンター(KIFMEC)。全国の移植成績をまとめている同研究会の関係者によると、KIFMECでは患者や肝臓提供者が移植に適しているかどうかの検査や検討が不十分だったり、手術やその後の患者の容体を管理する医師らの人員体制が大学病院などに比べ足りなかったりした可能性があるという。


 今回の肝臓の提供者の中には、肝臓につながる胆道が狭くなっていたのに移植された事例もあったという。移植の前に別に治療が必要で、研究会の関係者は「普通であれば、移植できない」と話した。


 研究会が設置した調査委員会は院長の田中紘一・京都大名誉教授(73)から状況を聞き取り、治療記録などの提出を受けた。17日に名古屋市内で臨時の幹部会を開き、3月末までに実施された7例の生体肝移植について評価した調査委の報告書の内容をもとに議論した。


 幹部会は病院の体制などについて「問題があった」との見方で一致し、今後の移植を中止するよう求めることを決めた。


 これに対して、田中院長は17日、体制が不十分との指摘については「他の大学病院から何人も来てもらっており、対策はできている」と説明。中止要請については「報告書を待って検討したいが、困惑している」と話した。


 一方、研究会は、死亡した患者4人らの治療で医療ミスがあったかどうかについては判断せず、医療政策を管轄する厚労省の判断にゆだねる方針を示した。

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結果的に功労賞の判断にゆだねる方針を示したようですが、最近の厚労省、いろいろと問題の対処で大変そうです。



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