市販薬で重い副作用 15人死亡 | Just One of Those Things

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かぜ薬や解熱鎮痛剤など市販されている薬の副作用とみられる症状で、5年間に15人が死亡していることがわかりました。

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市販薬で重い副作用も 注意を
4月8日 18時07分 NHK


市販薬のインターネット販売が解禁され、薬が簡単に購入できるようになるなか、かぜ薬や痛み止めなどの市販薬でも、まれに重い副作用が起きるケースがあるとして、消費者庁は、異常を感じたら、すぐに医師に相談することなど注意を呼びかけました。


劇薬などを除くすべての市販薬は、去年6月、インターネットでの販売が解禁されましたが、消費者庁によりますと、こうした市販薬で副作用が起きたケースは、去年3月までの5年間に1225件報告されていて、このうち15人が死亡し、後遺症が残ったケースも15件あったということです。


副作用の報告のうち症状が重いのは、スティーブンス・ジョンソン症候群と呼ばれる高熱が出て皮膚が赤くなり視力が低下するものや、だるさや吐き気が続いて肝障害に至るケースなどです。


いずれもかぜ薬や解熱剤、痛み止めなど、市販されている医薬品を飲むことで起きているということで、対処や治療が早いほど重症化を防ぐことができるということです。


このため消費者庁は、医薬品を利用して異常を感じたらすぐに服用をやめて医師に相談することや、医薬品を購入するときはアレルギーや持病などについて薬剤師とよく相談するよう注意を呼びかけました。


また、医薬品を販売する事業者の業界団体に対しては、こうした副作用について消費者に啓発を行うよう要請しました。


記者会見した消費者庁の板東久美子長官は「市販薬でも重い副作用が出るおそれのあることを知らない人が多いので、十分に注意してほしい」と話しました。


■スティーブンス・ジョンソン症候群とは


スティーブンス・ジョンソン症候群は、薬に含まれる成分などが原因で起きるアレルギー症状と考えられています。


薬局で購入できるかぜ薬や鎮痛剤、解熱剤などによって発症するおそれがあり、38度以上の高熱が出るとともに、皮膚が赤くなったり目や口の粘膜がただれたりします。


発症する頻度は、人口100万人当たり1年間に1人から6人と低いものの、早い段階で適切な治療をしなければ、視力の低下など深刻な後遺症が残ったり、死亡したりすることもあります。


スティーブンス・ジョンソン症候群に詳しい昭和大学医学部の末木博彦教授は、「人の体の中に薬という異物が入ったときに、過剰に防衛する反応が起きると、症状が出てしまう。どんな薬を飲んでも起きる可能性はある。治療が早ければ早いほど進行を食い止められるので、薬を飲んだにもかかわらず熱が高くなったり粘膜に症状が出たりした場合は、とにかく早く病院を受診することが大切だ」と話しています。

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皆様もお気をつけください。


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