香椎宮 | Just One of Those Things

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仲哀天皇の廟を神社に変えた?神功皇后・・と知られる香椎宮。


  住所 : 福岡県東区香椎

  創建 : 西暦200年

  旧社格 : 官幣退社

  祭神 : 仲哀天皇・神功皇后

  神徳 : 天下泰平・安産


信託を信じなかった天皇の崩御としられるのが香椎宮。神功皇后は宇佐八幡宮でも大三宮に鎮座しています。


仲哀天皇と神功皇后を祭神とする香椎宮はもと官幣大社です。


『古事記』に出てくる「詞志比宮」、『日本書紀』の「橿日宮」と場所は同じですが、この場合の「宮」は神社の『宮』ではなく、天皇の御所、つまり、皇后の義です。


すなわち、『古事記』や『日本書紀』によれば、熊襲(くまそ)征伐のための筑紫(九州)におもむいた仲哀天皇・神功皇后が仮宮を置いたのが、この香椎の地だったのです。



皇軍の本営が置かれた香椎宮で、神意をうかがおうと琴を弾かせると、突然、神功皇后が神懸かりして「西方に国あり。金銀(くがねしろがね)をはじめて、目輝(まかがや)く種々(くさぐさ)の珍宝(うづだから)その国に多(さは)なるを、吾今その国を帰(よ)せたまはふ」と託宣した」といいます。


ところが、天皇は「高き地(ところ)に登りて西のほうを見れば、国は見えず、ただ大海のみあり」といって、神託を信じなかったのです。そのために、急に崩御されるという事件が生じました。そこで神功皇后はこの地に祠を造って天皇の霊を祀り、それがのち「香椎宮」に発展したといいます。