タカラトミー「PP-31 プレダキング」(ラムページ編) | ダメ人間のホビーライフ

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前回に引き続きプレダキングのレビューです。

第3回はラムページです。

ビーストモード

ジャガー型のメカアニマル

旧玩具と比べると全体的に四角くて旧玩具のデザインに見慣れているとかなり違和感があります。

変形の都合上、胴体部に隙間ができてしまっているのですがこれが恐ろしく不自然でかっこ悪い…。

一応各部にそれっぽいデティールはあるものの旧玩具へのリスペクトは正直言ってあまりないです。

前後から

左右から

頭部

上述の通り丸みを帯びていた旧玩具に対してこちらは角ばったデザインになっているのが特徴です。

また今回のPOTP版は頭部が下がったような造形になっています。これはなかなか面白いアレンジですね。

口は開閉可能。牙や口内のモールドもしっかりと造形されています。

あと首は若干ですが下方向にスイング可動します。回転可動は不可。

ビーストモード(シール未貼り状態)

このラムページもそれなりにシールがあり貼らないと赤一色でメリハリがなくあまりかっこいいと言えないです。

また説明書には凹凸の部分にもシールを貼る指示があり遊んでいて剥がれ落ちそうなのがとても怖いです。

ロボットモード

暴力性すら感じさせられるほど見事にオレンジ一色のカラーリングなのが特徴です。

プロポーションに関しては胴体が長い反面、腕と脚が若干短くてあまりよいものではありません。

正直言ってプロポーションに関してはまだ旧玩具の方がよかったかなと思えるレベルです(勿論可動範囲などはこちらに軍配が上がりますが。)

前回紹介したヘッドストロング同様、合体用のジョイントを背負ってしまってますがあちらほど気になるものではなくバックパックとして割り切ってしまえばそこまで違和感はないです。

ただ個体差なのか自分の個体は股関節がとても緩くすごくストレスでした…。バーニッシュ塗ってからはマシになりましたが。

前後から

左右から

頭部

目以外は真っ赤で全体的にノッペリしてしまっておりあんまりかっこよくないです。

一応旧玩具では目元と鼻は黄色で塗り分けられていたのに…なんかリメイクなのに色々と劣化してる部分多いですね今回。

 

可動一覧

首:軸ロールで回転可動

肩根本:上下にスイング可動

ただ肩の突起と頭部が干渉するためあまり大きく上へは動かすことはできません。

肩:ボールジョイント式可動

ただ肩と胴体が干渉しまくるため腕を水平の位置まで上げることはできません。

精々45度が限界です。

肘:二重関節で上部がスイング可動、下部がボールジョイント式可動

腰:軸ロールで回転可動

股関節:左右にスイング可動

大腿: 独立で回転可動

股関節:前後にクリック式可動

ただ太腿と腰のパーツが干渉するので脚を水平な位置に上げることはできません。

膝:クリック式可動

足首:左右にスイング可動

合体用ジョイント:後方にクリック式可動

ロボットモード(シール未貼り状態)

ロボットモードもシールがないとかなりノッペリして見えてしまいますね…特に胸部…。

こうして見ると旧玩具では肩にあったはずのシールが何故か胸部に移動していたりデストロンマークの位置や大きさも変わっていたりするなどリスペクトしようにもいろんな部分がずれていて方向性がよくわからないです…正直言ってシール貼る意味があまり感じられない…。

ビーム砲

プレダキングの時は別の武器と合体して腕に装着されます。

ビーム砲は5mmジョイントで手に持たせることができます。

旧玩具にこんな武器は付属しませんでしたがラムページは砲兵という役職であるためこれもこれでありだと思います。

ビーム砲本体は裏側が肉抜きされています。

なおダイブボム同様、旧玩具に付属した剣は付属しません。ビルドロンの時は個別に新規武器を付属してくれたのに…。

ビースト時はお尻に取り付けることで尻尾として機能します。

これはなかなか面白いアイデアだと思います。

合体モード 腕部形態(右腕)

本体を変形させ、拳パーツを取り付けることで腕部形態になります。

前後から

左右から

アクション!

お疲れ様でした~。

〈総評・感想〉
正直言って単体の出来としては合体の影響による粗が非常に目立っておりあまりよくないです。

まず気になった点としてはビーストモードのデザインですが、全体的に四角くなった部分は許容するとしても胴体の空洞は恐ろしく不自然で率直にかっこ悪いと思いました。

またプロポーションに関しても腕と脚の長さが胴体に比べて若干短く違和感を覚える上、方の可動範囲が狭すぎてポーズを付けるのがとても困難です。

まあ上記の二点は合体の影響によるものと考えればまだ許容できるっち許容できますが、旧玩具のイメージとはかなり違うデティールや無理があるシール処理など『リメイク玩具としてそれはどうなの?』と思ってしまう部分もチラホラ見受けられます。

上記の通り再現度もあまり高くなく遊び応えもイマイチなことに加えて武器や塗り分け等上げれば上げるほど文句が出てしまい個人的には今回のアニマトロンの中では一番微妙な出来でした。

 

〈評価〉(五段階)

変形難易度         :☆☆

アクション性         :☆☆

ギミック・オプション:☆☆

造形・再現度        :☆

個人的満足度       :☆☆