騎士。MP28「ホットロディマス」〈後編〉 | ダメ人間のホビーライフ

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こんばんはー。
今日は資格試験でしたー。
出来?まあやれることはやった。それだけだ。
さてそんなことは置いといて本日はレビューです。
本日紹介する玩具MP28ホットロディマスです。
前編ではビークルモードを中心的に紹介したので後編ではロボットモードを中心的に紹介しようと思います。
それじゃースタート!
ロボットモード。
スラリとしたいかにも正統派ヒーローロボという感じのプロポーション。
全体的にアニメ寄りも細い感じがしなくもないですがこれはこれでかっこいいと思います。
パーツ配置や造形はアニメデザインを忠実に再現しており好印象。
塗装に関しては首元と太もものオレンジのパーツ以外は全て塗装されており、手に取った印象としてはとても豪華な感じがします。

英雄になることを夢見る若者、それがホットロディマスである。
その若さからくる衝動的な行動はベテラン戦士から見れば理解し難いところがありそれ故彼を悪く言う者もいるが、その行動力こそ新世代の戦士らしい部分でありホットロディマスの長所であると言えよう。
少々短気な面はあれど、彼の本心は仲間思いでどんな危機にも立ち向かえる勇気を携えた騎士と呼ぶに相応しい高潔な物なのだ。
バストアップ。
特徴的なファイアーパターンも忠実に再現しています。
塗装に関しては綺麗なのですが、首元の部分は成形色になっています。

ユニクロン戦争にて彼は目覚ましい活躍を見せ、遂にはリーダーの証であるマトリクスを引き継ぎコンボイに代わる新総司令官へと生まれ変わる。
それは普段の無軌道なホットロディマスを知る多くの者には意外に思えたが、仲間を守り、ジャンキオンや他種族との友好を結んだその手腕は十分リーダーとしての素養を見せていた。
胸部は横に展開することができます。
内部のデティールも精密です。
別売りのMP10「コンボイVer.2.0」に付属するマトリクスを収納することもできます(管理人はコンボイを未所持なため写真は割愛しました)
ちなみに胸部が横開きなのは2010の第8話「コンボイの影」でのシーンが元ネタになっています。
頭部アップ。
なかなかのイケメン!劇中よりもイケメンですねw
スラリとした頭部が体のプロポーションと合っていていい味出していると思います。
ちなみに今回は交換用頭部パーツが付属しません。
表情豊かなキャラクターだったのでどうせならつけてほしかったですね。

リーダーとしての能力はあれど未だ若い彼は総司令官となった後もリーダーとしての重圧に常々悩むようになり、そのたび精神的に成長していくも最終的には復活したコンボイにマトリクスを返却し、元の一戦士ホットロディマスとして生きていくことになる。
そんな一人の若者の紆余曲折の物語もまた、ホットロディマスというキャラクターの魅力的な部分でもあるのだ。

サイドから撮影。
首は画像のように360度回転します。
画像のように頭部を展開してゴーグルを装着する事ができます。
ゴーグルは薄いクリアパーツなのですが、ヒンジがちょっと固いので取扱には注意してください。
ゴーグルを装着した状態。
ゴーグルは「ザ・ムービー」の冒頭で使用していました。
腕部。
胴体のバランスにちゃんと合う大きさになっています。
腕のエグゾーストパイプはメッキ性です。
劇中ではエグゾーストパイプからビームを発射したりもしていました。
指は画像のように可動します。
脚部。
太もものオレンジの部分は成形色になっています
脚の部分の塗装は非常に綺麗で好印象。
劇中のような曲線が際立つデザインになっているのもgood
安定感もしっかりしているので倒れたりすることはありません。
またカバーで肉抜き穴を隠すことによりスカスカ感がないのもいいですね。
バック。
ビークル時のガワが集中しています。
ですが折りたたまれたパーツは全てキッチリ固定されそれほど重さもないのでポーシングの妨げにはばりません。
変形方法も凝っており弄っていてとても楽しかったです。
ウィングもシャープな感じに仕上がっておりかっこいいです。
ただウイングは薄いパーツで出来ているので破損には注意してください。
フォトンレーザー。
アルファとベータの二種類が付属します。
デザインとカラーリングは旧玩具のホットロディマス付属のフォトンレーザーを意識しています。
デティールも細かいです。
手に持たせることが可能です。
劇中で使われたことはあまりなかった装備ですね。
ちなみにMP-9のようにフォトンレーザー同士を合体させることはできません。

ホットロディマスが装備している二丁拳銃。
射程距離6440mのこの武器は彼自身の射撃スキルと相まって抜群の命中精度と威力を誇る。
2010の第28話「重すぎた使命」ではマトリクスを奪って暴走するスカージへと強力な一撃を撃ち込み見事に相手の動きを止めた。
ソウブレード。
MP-9の時よりも大型化されデティールも細かくなっています。
刃の部分のシルバーの塗装が綺麗ですね。
刃の部分はクルクル回転させることができます。
腕に装着した状態。
拳を収納するとジョイントが現れるので、そこに取り付けます
左右どちらでも装着可能です。

ホットロディマスの腕に内蔵された回転ノコギリ。
戦闘から障害物の排除まで様々な用途で使用される武装である。
ザ・ムービーにてクインテッサ星人の支配する惑星に迷い込んだ時に巨大なイカ型ロボットに襲われるも、ホットロディマスはソウブレードを駆使し撃退に成功した。
フィッシングロッド。
ザ・ムービーで使用した釣り竿が付属します。
手に持たせることが可能です。
トランスフォーマーならではの付属品ですね。
釣り竿自体に特にギミックはありません。

ホットロディマスが趣味の釣りに使う愛用の釣り竿。
多くのサイバトロン戦士と同じく地球文明を愛するホットロディマスは釣りの楽しさを特に気に入っており、「ザ・ムービー」での登場シーンもダニエルと釣りに興じるところかたであった。
腕前も確かなようでその時も大きな魚を釣り上げていた。
パッケージに胡坐をかかせて釣り竿を持っている画像があるのでそれを再現してみました。
実は劇中では胡坐ではなく普通に川べりに腰をかけている感じが正しいのですが、可動範囲の都合上それを再現することはできません。
ユナイテッド版と再び比較。
体格が圧倒的に違いますねwユナイテッド版はやはりかなりアレンジされてます。
まあユナイテッド版もトイとしてはよくできており良作だったと思いますよ。

実はこのホットロディマス、7年前にもMP-9としてマスターピース化されています。
MP-9はホットロディマスとロディマスコンボイの両方を再現できるというこれまでにないギミックが搭載されとても魅力的だったのですが、品質上や変形ギミックに難がありトイとしてとても遊びにくいものでした。
今回のMP-28はホットロディマスのみ重視したことによりトイとして、そしてホットロディマスとしての素晴らしい出来に仕上がったと思います。
MP-9はこれまで散々叩かれてきましたが、この「失敗」があったからこそ今の完成度の高い新生MPが誕生したと言っても過言ではないでしょう。
2010メンバー集結。
これまではどれもリメイクされる機会がなく非正規に頼るしかなかったり、ブラーなどリメイクされてもIDW準拠のデザインだったりと理想的なトイが思うように揃いませんでした。
しかし2013年のスプリンガーを機に2010メンバーのリメイクが進められ長年夢見ていたこの構図がついに実現しました。
チャーのリメイクも決定しているので楽しみですね!
アクション!
お疲れ様でした~。
テレビアニメ第二作「トランスフォーマー2010」の前日譚にあたるストーリー「トランスフォーマー ザ・ムービー」
その主人公であるホットロディマスが新たにMP28として新生しました。
さて商品の方ですが、とても完成度の高いトイへと仕上がっていると思います。

まず非常に遊びやすいです。
MP-9で不評だった変形の難しさはなくなり簡単すぎず難しすぎないという点がgood
それでいてビークルモード、ロボットモードともに高い再現度を誇り、フォルムを一切破綻させない造りになっているのに感動しました。

ビークルモードに関してはMP-9よりもアニメデザインに近づけられておりあの特徴的な車高の低いボディも徹底的に再現。
ライトやフロントガラスにはクリアパーツ、エンジン部分とパイプにはメッキパーツ、その他パーツは全て塗装されていたりするなど手に取ってみた感想としてはとても高級感があります。

続いてロボットモードですがホットロディマスらしいヒロイックなプロポーションを立体化することに成功しており好印象。
脚部などの曲線が際立つデザインもちゃんと再現されており素晴らしいです。
塗装に関しては首元と太ももが成形色ですが、それ以外は全て塗装されているので特に気になりません。
可動範囲もそれなりにあるのでアクションがしやすいというのもいいですね。

付属品は小さいながらもデティールが凝っており凄いです。
特に釣り竿を付けてくれたのは嬉しかったですねー。
映画でダニエルと一緒に釣りをするシーンがかなり印象に残っているのでw
ギミックに関しても胸部開閉ギミックやゴーグルなども搭載されておりこのあたりはMP-9のよかった部分がそのまま引き継いでおりよかったです。

非常に完成度が高く、ホットロディマスのトイとしては及第点だと思います。
個人的な意見ですがこれで7000円なんて安いくらいでした。
MP-9で得た反省がかなり意図的に詰め込まれているような感じもしましたね。
今回新たにMPのデザイナーとして関わった三宅氏と大西氏には脱帽です。
是非ともこの技術で新しいMPロディマスコンボイも発売してほしいですね!
2010好きは勿論、変形ロボット玩具が好きな方にもオススメです!
点数としては100点満点です!