日本に住んでいたら、そんなにおかしいとは思わなかったであろうが、今ならおかしくて異次元の世界に迷い込んでしまったかのように感じることがある。
例えば、こんなの ↓
この記事によると、もともと自然な茶髪なのに、黒髪に染めるように学校から強要され不登校になった女子生徒が大阪府に損害賠償を求めたもの。
この記事を読んでわかった!
生徒が黒髪でなければいけないというのは、「髪を染めてはいけないから」じゃなかったのね!
皆が同じように見えないといけないから、だったのね!
ふ〜ん、勉強になるわあ・・・(冷笑)
教員らは生徒の生来の頭髪の色が黒だと合理的な根拠に基づいて認識し、頭髪指導を行っていた。
生来の頭髪の色が黒だと合理的な根拠に基づいて、って、あのな!
今日本には、ルーツを外国に持つ居住者が増えているだろう。生来の頭髪の色が茶髪の生徒だっているんだよ!
岐阜県の県立高では下着の色を制限したり、外泊の届け出を求める校則が廃止された。
・・・って! そんな校則があったこと自体が不思議だわ! だって、下着の色って、どうやったらわかるん? 体育の時間に着替える時はわかるかもしれんけど、誰がチェックするん? ひょっとして男性の体育教師が、いきなり女子更衣室のドアを開けて、
「下着の色チェックだ!」
とか?
いや、気持ち悪い、やめて!!
そういや、私が日本にいた頃、こんな人気テレビドラマがありましたね ↓
こんなの見てるだけで、頭髪の色より大きな問題になってしまいますよ、こっちじゃ!
学校がこんな変な校則で子供たちを縛り付けることで、自分でものを考えることができない大人になるように養成していく。
2000年代以降、世界に大きく水を開けられてしまった日本企業だが、インターネットの時代の流れについていけなくなったのは、ひょっとして多感な時代にこんな風に「自分で臨機応変に考えること」を否定されてきたからかもよ、と私は思うのだけれども。
しっかし、服装検査なんて、今でもやってたんだな〜(遠い目)
スウェーデンでそんなことやったら、人権侵害も甚だしい。親から怒鳴り込まれますよ。
恐ろしや、恐ろしや・・・。
私が思うに、学校が必死になって生徒たちを「枠にはめる」のは、将来「抵抗しない優秀な低賃金労働者」を量産するためじゃないの? 卒業したら奨学金という名の膨大な借金を背負い、ブラック企業に就職するような。
だめだめ、視野は広く持とうぜ!
インターネットのおかげで、本読み放題、YouTube見放題なんだもの。自分でいくらでも勉強できる世の中なんだもの。昭和の時代に高校生だった私は羨ましくて仕方ないよ。
日本の学校を今すぐ変えるのは無理だけど、身近な大人の言うことを鵜呑みにしない若者になってね!
(今日のスウェーデン写真)
零下10度でも平気で氷の上を歩き回る水鳥たち。
ケータイ作家さよこ☆スウェーデ…のmy Pick