少しづつ終活
10月も半ばとなり、日没が早くなってきたなあ。ついこの間まで夏だったのに。季節の移り変わりは早く、それだけ自分もどんどん年をとっているのだと思うと恐ろしい。この週末には家の中の、普段掃除していなかった場所を掃除し、ウォークインクローゼットが足の踏み場もなくなっていたのを整理した。古い服を集めて、リサイクルにも出せないようなものは、勇気を出して処分することにした。おかげでかなりすっきりした。その空いたスペースには掃除道具を置くことにした。今まで家に一台しかなかった掃除機を二台にし、上階と下階に一台づつ置くことにしたのだ。旦那様を亡くされて一人暮らしという知り合いの方が、夜階段で転んで頭を打ち、しばらく気絶してしまったというのを聞いて、怖くなった。その方はしばらくして気がついたから良かったけれど・・・。私も階段で転びそうな危険性があることは避けようと思った。なので掃除機やモップなどは運ばなくてもいいようにそれぞれの階に備え付けることにした。これで掃除がたいぶ簡単になるはず。古い請求書類も、5年前にものまで残し、それより古いものはシュレッダーにかけて袋に詰めて捨てた。服はもちろん、書類も古いものを捨てるというのはなかなか辛いものだと思った。しかし私が死んだらこれらはすべて手のつけられないゴミとなって、子供たちを悩ませるのだ。思い出はすべて自分の心の中にしかない。だから思い出は自分で処理するに限る。漫画「ベルサイユの薔薇」にも出てくる、フェルゼン伯爵の妹ソフィーが、兄の死後引きこもったLöfstad城は、現在は地元のノールショーピング市が所有して一般公開されている。Välkommen till Löfstad slott | Löfstad slottLöfstad slott är ett av Sveriges mest välbevarade 1600-talsslott. Här kan du uppleva historien, konsten och naturen i en unik miljö. Slottet erbjuder guidade visningar, utställning…lofstad.seこの城の最後の城主はソフィーの曾孫エミリーさんという女性だった。彼女は子供の時から体が弱く、一生結婚しないことを決めていた。1926年に亡くなった彼女は、城とそこにあるすべての物を市に寄付するよう遺言を残した。また、エミリーさんは遺言書に、自分の日記や手紙などプライベートなものはすべて破棄するようにとも書いていた。そして、その遺言は実行された。現代に生きる者からすると、ちょっともったいなかったような気もする。エミリーさんが約百年前、城でどんな暮らしをし、どんなことを考えていたのか、もう知ることはできないからだ。エミリーさんの日記には歴史的価値があったと思うが、私の日記には何もそんな価値はないので、自分が納得しさえすればいつ破棄しても構わないのだが。ああ、そうだ、私のこのアメブロも、もう20周年を迎えたのだった。ブログも日記のようなものだが、デジタルだと部屋の場所もとらないし、ありがたいものだね。最初の5年ぐらいを遡って読んでみたが、ああ、こんなこともあったなぁ と思えることもあれば、けっこうしょうもないことしか書いていないな としか感じないこともあり。。。でもせっかく20年も書いたのだから、電子書籍にまとめてみようかな、と思ったのだが、そのままではとてもまとまったものにはならない!てなわけで、この秋の夜長に、構成について考えてみようかな!(今日のスウェーデン写真)雨続きで湿った我が家の庭に・・・ 黒いキノコが!