今年の正月、26歳年下のガールフレンド・ケメ子からケータイのメッセージで一方的に別れを告げられた栗原先輩だが、
あれからもメゲることなく、水面下でこそこそと若い女性を探しているようだ。
私は、栗原先輩がどうしてこの年まで独身だったのか、その原因を分析してみた。
思うに、彼は何でも自分でできちゃうタイプ。だから、パートナーと暮らす理由がない。つまり、彼は女性の母性本能をくすぐらないタイプ。簡単に言えば、可愛げのない男。
だから私は彼に言っている。もっと女性に甘える姿を見せなさいよ。火野正平とか、太宰治みたいにさ・・・。
太宰治は、後に一緒に心中することになる山崎富栄を、
「死ぬ気で恋愛してみないか」
と口説いたのだそうだ。
この齢半世紀を重ねたオバサンがそんなこと言われたら、
甘えてるんじゃねーよ、このボケカス
と一喝するところだが、心にぽっかりと穴が空いた若い女性なら、フラフラッとしてしまうかもしれない。
ましてや、太宰は当時、押しも押されぬ流行作家だった上に、育ちが良くてイケメン。山崎富栄さんは結婚してすぐ夫が戦死したばかり。心理的に大きなダメージを受けていたのかもしれない。
その辺についてはこの本が詳しい ↓
日本髪の写真が残っているので、彼女は芸者だったと思っている人も多いようだけど、本当はバリバリ働いている美容師で、父親は大きな美容学校を経営していて、彼女はいずれその跡継ぎになることを嘱望されていたのだ。
仕事より恋を選んでしまった、なんとももったいない気がするが、周囲に彼女の心をサポートする力がなかったのか、それとも太宰の魔力に完全に魅入られてしまっていたのか・・・。
そんな危険な男の対極にいるのが、我らが栗原先輩である。女性を迷わす魔力に欠けているのよね。この男には絶対私が必要、と思わせるような、そんな魔力が。
同時に、最近結婚しない若い人が増えているのは、男女問わず皆が自立して生きられるような社会になったからじゃないかと思ったりした。それはそれでいいことなんだけどね・・・。
(今日のスウェーデン写真)
私が家の犬の額のような庭に! 突然広がり始めたこの草は一体なに?
葉を一枚詰んでみると、こんな感じ ↓
なんじゃあ、こりゃあ!
私は植えた覚えがない。昨年はあまり目立たなかったので気づかなかった草。今年はやけに元気に広がっている。
名前がわからないので、知り合いの植物の専門家にメールしてたずねてみたら、これは雑草で名前はKirskål(イワミツバ)というらしい。
とにかくすごく繁殖力が強くて、一度生えると根絶することはかなり難しいという・・・。
ただしこの草は、食用にもなると聞いたので、食糧危機に備えて生やしててもいいかな、と思った。ネットの情報ではなんでもホウレンソウのような味がするとか
さっそく食べてみたけれど、固くて美味しくはない。ホウレンソウは絶対言い過ぎ。炒めものにすればなんとかいけるぐらい。
でもまあ、来たるべきコロナ第二波に備えて、食べられるものは生やしておきましょう。