私は文芸サークルに入ったこともないし、勉強会の経験もなく師匠もいない。それなのに、ただ闇雲に一人で何かを書いて、発表させていただく場をいただき、それでケータイ作家と自称している。ちょっとお恥ずかしい。

2000年代の初旬までは、こんなズブズブの素人が発表する場はなかった。パソコンやケータイで誰でも小説を発表し、読むことができるようになったから、そのハードルががっくんと下がったのである。奇跡が起きたようなものだ。

でも私が上手く書き進むことができないのは、ひょっとして誰かに小説の書き方を習ったことがないからかもね。

かたつむり

私は日本にいた頃某流派の華道を習ったことがあるし、お茶とかお琴も齧ったことがある。
でも今から思えばそういうのって、伝統を守り伝えていくというのも大事だけど、多分に資格商法的なものもあったんじゃないかと思う。私の頭では理解できないような、先生への付け届けとか、年末先生宅の掃除とかまでやらされて、体育会的いじめ気質もあった。あんなことで若い日々をムダに過ごすんだったら、もっと別の楽しいことをすればよかったと思う。

医師や看護師、調理師など仕事をするために必要な資格は絶対取らなくてはならない。 でも趣味の資格なんてどうでもいいんじゃないかしら。それより私は皆と一緒にもっと楽しくできることをやりたい。
今は体の動くうちに車についてもっと学んで、ヨーロッパ中を家族と車で旅行できたらいいなと思っている。

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