平成26年度第1回野田市議会定例会へ | 栗原もとき オフィシャルブログ Powered by Ameba

10時から市役所(5F)で傍聴してきました。

どんな内容かといいますと、市議会議員が行政側に対して、行政が行っている事業や計画、これから行なう計画、また市民から上がった声や街の疑問点などに関して質問します。



3月10日、11日、12日に分けて14人の議員が質問して、質問時間は1人40分以内。

質問回数は無制限です。



議員が投げかかる質問に、市長が答えたり、行政の担当部署の責任者が答えたり。

そんな中、私も以前から気になっていた防災備蓄品に関しての質問と返答がありましたのでご紹介します。



議員「防災備蓄の平成26年度の計画や今後の計画、方針等について伺う」



役所「平成29年までの目標として下記の通り防災備蓄品を増やしていく計画で、備蓄品は災害後4日目から救援物資が届くと予想し、3日間分として計画し、下記の通りです。」



★①②③の項目説明

①平成29年度までの目標数

②現在の備蓄してある数

③26年度に購入予定の数



☆一般向け食料

①96,543食目標

②現34,300食常備

サバイバルフーズクラッカー 5,558食

アルファ米10,000食

購入できれば49,858食で約52%達成



☆高齢者と乳幼児向け食料

①21,244食目標

②現1,500食

③おかゆ2,950食

粉ミルク8,000袋(スティックタイプ)

購入できれば12,450食で約59%達成



☆飲料

①118,024本目標

②現16,600本

③2ℓ6,132本

500ml4,992本

購入できれば27,724本で約39%達成

※現時点での16,600本中2ℓと500mlの内訳不明



☆毛布

①16,858枚目標

②現2,000枚

③3,715枚

購入できれば5,715枚で約34%達成



☆組立式簡易トイレ

①536個目標

②現247個

③63個

購入できれば310個で約58%達成



☆女性用生理用品

①11,007枚

②現7,223枚

③3,782枚

購入できれば11,005枚で約99%達成

※担当者も端数2枚は不明とのこと。



☆乳幼児用紙おむつ

①8,042枚

②現2,160枚

③6,620枚

購入できれば8,780枚で目標オーバー(達成)



☆大人用紙おむつ

①1,154枚

②現4,596枚

③予定無し。

※目標より現状が上回ってると指摘するも担当者不明



☆大人用尿漏れパット

①3,464枚

②現1,350枚

③2,112枚

購入できれば3,462枚で約99%達成

※担当者も端数2枚は不明とのこと。



☆防水シート(ビニールシート)

①6,243枚

②現1,600枚

③1,160枚

購入できれば2,760枚で約44%達成



上記内容は市民生活課(担当部署)でも確認させて頂きました。

数字は現時点であくまでも計画で、予算の決定次第で決まります。

予算は平成26年3月25日に発表です。



それにしても現在の備蓄品の数が少ないのが気になります。

明日で震災から3年です。



地震大国と言われる日本。

現在でも、大震災が関東に近々来るなど様々な憶測が飛び交っています。

野田市は一級河川の利根川、江戸川、利根運河と三方があり水害による洪水被害も考えられます。

その背景がありながらも多くの方が災害に備えた防災グッツや、備蓄品を備えていない事が調査結果としてもでています。



災害による被害をできるだけ少なくするためには、一人一人が自ら取り組む「自助」、地域や身近にいる人同士が助け合って取り組む「共助」、国や地方公共団体などが取り組む「公助」が重要だと言われていますが、多くの人たちが災害への防災を意識せず、「共助」や「公助」に期待や依存していると部分もあると思われます。



その中で基本となるのは「自助」です。

一人一人が自分の身の安全を守ることです。

特に災害が発生したときは、まず自分が無事であることが最も重要です。

そうでなければ人を助ける事もできません。



「自助」に取り組むためには、まず災害に備え、自分の家の安全対策をしておくとともに、家の外においても地震や津波などに遭遇したときの、身の安全の守り方を知っておくことが必要です。



野田市では洪水震災 に備えたハザードマップがあります。

災害よって大きな被害が予想される地域の方が周知しているかも気になるところですが。

また、身の安全を確保し、生き延びていくためには、水や食料などの備えをしておくことが最も重要です。



命を延ばす必需品


まずは「自助」から始めましょう。